やっと梅雨らしい天気になってきた感じです。
今日は夫と出掛けてきました。
ブックオフに着ていない洋服を持って行き、
売れたお金でCoCo壱番屋でカレーを食べてきました。
夫と向かい合ってカレーを食べていて、思い出しました。
ちょうど12年前の今頃、脳腫瘍が発覚したことを。
その頃の夫は40歳。
それなりに責任ある仕事をしていて
部下も20人ぐらいいて
朝7時ギリギリまで寝ていて、朝食も食べずに7時半には出勤して、
昼食も仕事の都合で食べれなかったり。
帰宅は夜9時ごろで夕食をドカ食いという生活をしていました。
そして、毎日夕食時に750mlの缶ビールを2缶飲んで、
夕食後に350mlの缶チューハイを飲み、更にスナック菓子を食べたりと、
アンバランスな生活をしていました。
脳腫瘍が発覚する前も、高血圧気味で
腎臓結石もあり、時々石が動いて血尿が出て、激痛にのたうちまわり
私が夫を車に乗せて病院へ連れて行く事が頻繁にありました。
その年の春ぐらいから記憶が少しおかしかったり、物忘れがあったり
私は密かに夫は若年性認知症じゃないかと心配していました。
そんな中で、6月中旬の起床時に、
夫に激しいめまいと吐き気があり、
やはり夫の身体は何かおかしいと感じました。
夫は疲れてるだけだ。とか、仕事が忙しいから。と言い訳していましたが
何か得体の知れない不安があり
近所の病院で神経内科が夕方診療している曜日を調べて、
お願いだから一度受診して。
安心したいから。
神経内科を受診してCT検査を受けた結果、右脳の頭頂葉と後頭葉にかけて6cmの腫瘍があるのが判明しました。
そこから長い闘病生活が始まりました。
この12年、手術、就労訓練、再発、
再手術、放射線治療、抗がん剤治療、
生活介護訓練、リハビリ、介護。
今まで12年間脳腫瘍の治療をしてきました。
手術の後遺症の、てんかんと高次脳機能障害もあります。
高次脳機能障害は、記憶障害、
遂行機能障害、注意障害、
社会行動障害、反則空間無視があります。
長い間夫も家族も、脳腫瘍と高次脳機能障害に振り回されてきました。
グレードⅢの悪性脳腫瘍を患っても
12年間も夫が生きていることは奇跡的で有難いことだと思います。
それと同時に、この先もずっと夫の介護が続いていくと想像すると、
介護する身としては少し身震いしますね。