【京都大原ねえさんぽ②寂光院と平家物語。そして、諸行無常と沙羅双樹と。】 | 神さま仏さま「ねえさんぽ」と「あなたの世界をいきること」

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神様仏様、巡礼、登拝を経て「ねえさんぽ」で生まれた感動は、空海さんとの出会いにはじまり神仏さまとの結びへと繋がっていく旅の軌跡(主な巡礼地:奈良・京都・大阪・兵庫・四国)
あなたがいて、わたしがある
世界があって、わたしがある
そんなシンプルな道をともに生きたい

おはようございます!




@Rico です。




昨日はめっちゃ寒かった💧

PC前に引きこもりやったわ。。。


季節の変わり目やから

体調崩さないようにしないとね^^





して。




京都大原ねえさんぽ👣

寂光院さんの続きね^^






山門から失礼すると


正面には


本堂



サイドと手前から⬇️







ちろっと遠くから⬇️





緑鮮やかななかで

別世界を感じていると、、、


本堂のなかでお参りできるみたいで

失礼させていただきます🙏









テクテク👣


テクテク👣



本堂に入らせていただくと

ゴォーーーン🔔と鐘が鳴り



ご本尊さまや

本堂内にお祀りされているいろいろの

ご説明をいただくことができます🙏




・火災損傷に遭ったがご本尊だけは無事やったこと

・ご本尊の六万体地蔵尊さまは保存処理され、

 収蔵庫にいらっしゃること

・目の前のご本尊さまは姿大きさ色彩共に

 違わぬ御姿でいらっしゃること

・ご本尊さまの後ろには地蔵菩薩さまが奉納されて

 いること




(詳細は以下⬇️)







記載のある

平家物語の一節にある


沙羅双樹



沙羅双樹には、6月中旬から下旬にかけて

真っ白な花が咲き、

朝に咲いた花はその日には枯れ落ちてしまい、


次の日には

また違う花は咲くが、同じ花を見ることはない。。。



そんなお話もうかがいます🙏






さらには、

諸行無常の鐘🔔




千年の姫小松




由来はこちら⬇️





さらに、


順路に従って進んでいくと




テクテク👣


テクテク👣






この先には、


御庵室遺跡





建礼門院徳子さまが

閑居された場所です🙏




隣りには、井戸遺構もあり

その当時を偲ぶに余り在る様子が

感じられます。。。






祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。

沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。

奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。

猛き者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵におなじ。


『平家物語』第一巻「祇園精舎」より





【現代語訳】


祇園精舎の鐘の音は、「諸行無常」、つまり

この世のすべては絶えず変化していくものだ

という響きが含まれている。沙羅双樹の花の色は、 どんなに勢い盛んな者も必ず衰えるという道理を

示している。

世に栄えて得意になっている者がいても、

その栄華は長く続くものではなく、まるで

覚めやすい春の夜の夢のようだ。勢いが盛んな者も

結局は滅亡してしまうような、風の前の塵と

同じである。





冒頭文で述べられている

「諸行無常」、「盛者必衰」とは、仏教の教え。


どんなに栄華を極めたとしても必ず終わりがくる、

この世の無常を説いた言葉として知られており、


『平家物語』は、

それほどまでに栄えていた平家が、

やがて源氏に追い詰められて滅亡するまでの物語。




天下を取った平家は、

その後も引き続き国を支配するかのように

思われていました。

しかし、平家が勢いを持っていたのは、

わずか二十年ほど。まさに「諸行無常」だった

平家の一瞬の活躍を、『平家物語』では

「滅びの美学」として描いたとされます。





また、最終巻では、

徳子のもとを訪れた後白河法皇の前で

彼女が自らの人生を顧みる場面が描かれています。




【現代語訳】
建礼門院殿は重ねて申し上げることには、

「私は平相国清盛の娘として先の安徳天皇の母となり

天下は思いのままでした。新年の行事が催される

春の初めから、色とりどりの衣替え、仏名会の

催される年の暮れ、摂政をはじめ、大臣や公卿に

もてなされたときの様子は六欲天・四禅天の雲の上で

八万の諸天に囲まれかしずかれているようで、

文武百官に私を仰がない者はおりませんでした。

清涼殿・紫宸殿の床の上、玉の簾の内で大切にされ、

春は南殿の桜を愛でて日を暮らし、九夏三伏の

極暑の日には泉をすくって心を慰み、

秋は雲の上の月を独り見ることを許されず、

白雪降る玄冬の寒夜は衣を重ねて温まったのです。

不老長寿の術の会得を願い、蓬莱の不死の薬を

探して、ただ命を延ばすことばかり考えていました。

明けても暮れても楽しみ栄えていた頃は、

天上の果報もこれには敵うまいと思っていました。




後白河法皇に対し、

平家が栄えていた頃の思い出を語る建礼門院。

驕り高ぶった絢爛豪華な生活とは大きく異なり、

幼くして海に消えた我が子を弔っている

立場にあります。



全てを手にした平家一門で、

国母となって人々から尊ばれた一方、

壇ノ浦の戦いを経て仏道に身を置いた

彼女の運命もまた、「諸行無常」と重ね合わせて

見られるようです。。。




(現代語訳は以下より引用⬇️)







変わらないもの。


変わってゆくもの。



目の前にある物質的な存在は

ある意味、諸行無常でしょう。



しかしながら、

この寂光院さんの景色をみるにつけ



変わらない想いはある。



そう感じるのです。






この庵に差し込む光を眺めていると、


この景色、そして自然の営みには

人を強く勇気づける希望がある



そう信じたい、という

勝手な想いが込み上げてきます。。。







時代の狭間に生きた建礼門院徳子さま



その壮絶な世を

われわれは知りません。


しかし、世を生きて

なにかを頼りにし

信ずべきを信じ、


その想いに真っ直ぐに生きていく、

という向きは同じ想いがあるのやと思うのです。





諦めではない。

希望をみること。





水はいまも枯れずに流るる。






そんな生きる強さをもって

楽しむ力に変えていこう。




そんなことを感じます🙏





御朱印⬇️




散華の緑が美しや🍃






てなワケで、



寂光院を後にして



いよいよ三千院方面🏃‍♀️💨




おや😲


門を出たところで

待ってました‼️かのように



御開帳のお知らせ





テクテク👣


テクテク👣





しばらくすると、


あの分岐点に示されていた


おぼろ清水


建礼門院さまが

この泉に姿を映したと言われる場所です。






てなワケで、


チェックポイントを確認しつつ


次に向かっていきますよ‼️









では。





いつも、ありがとう^^






@Rico 




幸せは自分のために

世界が平和であるために