@Rico です。
本日21日は、お大師さまの日✨
ということで
「お大師さま」と「般若心経」について
ちろっと書いてみますね^^
実は、
般若心経は
宗派によって使用されているものが
違っていて、
(翻訳僧が異なるからですね)
さまざまな「般若心経」が存在しています。
で、
お大師さまの般若心経の解釈(?)
によれば、
般若心経の「心」というのは
「心要」→エッセンス、ではなく
「大心呪」「心真言」としていて、
般若心経の最後の真言部分
「羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提僧莎訶」
この真言こそが
「般若心経」の要だとしています。
・
・
・
(うむ。では、その真言って❓❓❓)
羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提僧莎訶
ぎゃていぎゃてい はらぎゃてい はらそうぎゃてい ぼじそわか
の
羯諦ぎゃてい➡️ 行果ぎょうか
これはつまり、
「行って得られる結果(さとり)」
というように
解釈されておられます。
この行果には、四つあって
(羯諦羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦、と
四箇所ありますよね^^)
声聞しょうもんのさとり✨
縁覚えんがくのさとり✨
大乗仏教の最も優れたさとり✨
真言密教のさとり✨
これらをさしていて、
最後の「菩提僧莎訶」は
声聞・縁覚・諸大乗・真言密教
に説かれる究極的なさとりを
自身のなかに備え持っていること
と解釈されています。
つまり、
この般若心経の真言は
般若菩薩のさとりそのもの、ということ
なんですね
般若菩薩さま
(般若仏母、大般若菩薩、般若波羅蜜菩薩とも
言われます)
智慧を神格化した菩薩さまですね
※日本の密教カードにもいらっしゃいます^^
そうそう。
さとりの世界いうのは、
声聞、縁覚、菩薩、如来の四種で
四聖(ししょう)といわれていて
そのうちの
声聞と縁覚について、こんなふうに
お大師さまは表現しているようです。。。
「風に散る木の葉を見ると
因縁の理(ことわり)を知る。
生と死の輪廻の苦しみから
いつになったら逃れることができるだろうか。
花の上の露(つゆ)のようなはかなさを見て、
やっと煩悩(ぼんのう)の種子を除くことができるが、
それらは縁覚という羊、声聞という鹿のような
乗り物と名づけられる」
と申されていて
声聞とは、
仏さまの声(つまりは教え)を聞いて、
その通りに教えを守って悟ることを意味し
また
縁覚とは、
落葉(らくよう)などの天地の自然の変化
という縁(えん)によって悟ることを意味します。
ここで、お大師さまは
自然の摂理を通して、
身近なところから縁覚・声聞という
悟りの世界に到達できる鍵があるということを
伝えてくださっているのですね^^
美しい自然の世界は
本当に素晴らしいのです✨
(この前うかがった上高地の美しさは
半端なかったわぁ。。。)
と、
あとひとつ
清らかな世界へ🙏
では。
いつも、ありがとう^^
@Rico
幸せは自分のために
世界が平和であるために