別称は「熊野大神」(くまののおおかみ)
熊野三山に対する自然崇拝の神であるが、
天竺にあった摩訶陀国の善財王らが飛来し、
三山それぞれに鎮座したとも説かれる。
(インドの🇮🇳国のお話ね)
三山は、
熊野川を御神体とする本宮大社、
那智の滝を御神体とする那智大社、
神倉山の「ごとびき岩」を神の依代 とする速玉大社
である。
現在でこそ一神であるが、
本来はそれぞれ異なる自然神であり、
それが神道の神との習合に伴い一つの神とされた。
更に、仏教との習合も行われ、
熊野本宮大社は
スサノヲノミコトと阿弥陀如来さま、
熊野那智大社は
イザナミノミコトと薬師如来さま、
熊野速玉大社は
イザナギノミコトと千手観音さま、
とされた。
以上の三神は「熊野三社権現」と称される。
本宮の主神である家都御子大神さま
(家都美御子大神とも書かれる)ですが、
この神様は正直よくわかりません。
けつみこのおおかみ。。。
よく、分からないって。。。
歴史で隠されている場合に
よくある話やん。。。
歴史を辿っていくと、
江戸時代中期、享保6年(1721年)の
「熊野草創由来雑集抄」(『速玉大社文書』)では、
家津御子神は国常立命だとされています。
家都御子大神は、
新宮において、第三殿に国常立尊とともに祀られ、
那智においては第二殿にやはり国常立尊とともに
祀られています。
(本宮では第三殿に家都美御子大神単体で
祀られています)。
国常立尊は
『日本書紀』においては
天地開闢とともに出現した神。
伊邪那美や伊邪那岐よりも前に出現した、
最初の、根源的な神さま。
そして、
熊野修験の根本経典ともいうべき
『大峰縁起』では、
家都御子神はインドの国王である
慈悲大顕王(じひだいけんおう)で、
速玉神はその王子、
夫須美神は王女であるとされているらしい。
速玉神(イザナギ)や
夫須美神(イザナミ)さえもが
そこから生まれた世界の根源である神。
世界の大本である神。
そして
生命の営みが絶えることなく
現在まで、自然神とお祀りされている。
だから、
根元の神さまと、
生命のはじまりの神さまが
ともにお祀りされているからこそ
蘇りの地
と言われているのだと。
また、
念仏する者の死後の極楽往生を
約束する神様となった家都御子神は、
近世には根の国(地下世界。黄泉の国のイメージ)
に住まう素盞嗚尊神と同一視されたのだけれど、
神話に登場する神のなかでは
世界の根源神である国常立尊が
最も家都御子神に近しい神だと
考えられてきたようです。
いつも、ありがとう^^
@Rico
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