@Rico です。
いままで何度かブログで触れてきた
曼荼羅について詳しくみてみるよ
曼荼羅には
たいぞうかいまんだら
胎蔵界曼荼羅
と
こんごうかいまんだら
金剛界曼荼羅
があり、
(ほかにも、大曼荼羅や三昧耶曼荼羅、
法曼荼羅、羯磨曼荼羅などがある)
この二つの曼荼羅が一対となり
相即することによって
密教の教えが完全に表現され得る、と
言われているのよ。
で、この二つを合わせて
りょうぶまんだら
両部曼荼羅
というのだよね
で、この「両部曼荼羅」の表現の
おおもとになっているのが
二種類の教典(五部の秘経のうちの二つ)
それが、
「大日経」
と
「金剛頂経」
で、
今日は
「胎蔵界曼荼羅」の意味と修行の仕方が
説かれている
「大日経」について書いてみるよ。
この
「大日経」
正式には、
「大毘盧遮那成仏神変加持経」
(だいびるしゃなじょうぶつじんぺんかじきょう)
と言いまする
大日経の教えの要点は二つ
①悟りとは
何か?と問う
②突き詰めると
「因いん」と
「根こん」と
「究竟くぎょう」
となる
ということ。
①の「悟りとは何か」
それは、
「実の如く自らの心を知る」こと
人は、誰でも仏の智慧を自分の心のなかに
もっている。
しかしながら、ほんとうの自分の心を
知らないから仏になれない、のだと。
ありのままの自分の心をしれば、
すぐさま仏になれる、と説かれているよ
で、
②の「因・根・究竟」についてね
「菩提心を因となし」
↓
まず、
悟りを求める心が出発点だよ
「大悲(だいひ)を
根(こん)となし」
↓
次に、
やさしい思いやりの心を養うことが根本だよ
「方便(ほうべん)を
究竟(くぎょう)となす」
↓
最終目標は、
優れた方法で世の中に尽くすことだよ
としておるのよ。
(方便とは、究極の方法論ってことね)
これを、
三句の法門
というのね。
今世でまま言われる
「人生の成功とは何か?」
という問いに
密教の世界での在り方を
現しているのだと思うのね。
この、「因・根・究竟」が
本質にあるんだ、と常に置き、
悟りの心をもって、自らの真実をしること
それが
胎蔵界曼荼羅
の教え
なんだと、解釈したよ
ちなみに、
胎蔵界曼荼羅に描かれている仏様は
四百十四尊
そして、その仏様は
「母親の慈悲」を現しているのよね。
次回は、
金剛界曼荼羅の話かなぁ、、、
長くなるから
一話にならんなぁ
では。
いつも、ありがとう^^
@Rico
幸せは自分のために
世界が平和であるために