9年映画「風の電話」のワンシーン。東日本大震災の津波で行方不明になった父、母、弟へひとり残された少女が慟哭しながら問う。みんなは空にいるの、海にいるの、なんで私だけ置いていったの。波に拐われた人は どこにいるのか。かつて同じ問いかけをしたことがある、と胸が締め付けられました。空の星なのか、三陸の海なのか、彼らに語りかける場所も定まらず時が経っても折り合いが付けられないような、付けたくないような、そんな気持ちを抱き続けています。東日本大震災から9年。未だ2500人以上の方の行方が分かっていません。「ただいま」と家族や友人のもとへ帰れる日が早く訪れますように。2020.3.11