前のブログに書いた理由で、夫はPCR検査を受けた。

10日の日曜日に義両親が兄が経営するホームに移動と決定。昨年より東京在住の私たちが訪問することを私たちも遠慮、あちらも拒否してきたが、今回限りは「コロナじゃなければ来るように」と夫は義兄からいわれた。


昨年3月より、夫も娘も完全リモートワークになった我が家だけど、たまには出かけるし友人にも夫は会ったりしていた。無論、2人や3人でしか会わないし短時間で帰宅する様にしていた。
家族ではもちろん時々出かけて外食もする。
この年齢で罹患して家族全員無症状は考えにくいが、かと言って絶対にコロナに罹患してないという証拠もない。

もし感染していたら両親にうつしたら大変、コロナに罹患してない証拠がないとあちらで会う人々に白い目で見られそう。

というわけで三が日があけた4日月曜日に私の呼吸器のかかりつけのO先生のクリニックに連絡した。「いつでも検査しますからね、」と検診の際にはお声かけしてくださっていた。この年末年始は休み返上でクリニックを開けてくださっていた。TVでもコロナの惨状を訴えてくださっている。

夫のような理由の人は自費で検査、2万2千円。翌日には結果がでます。事前に容器を受け取り、唾液を採取、その日じゅうに提出すること。

日曜日に帰省、ならば土曜日に結果があればよい。金曜日に採取、提出?まあ、余裕もって木曜提出かな。と逆算した。


しかし2万2千円はなかなか高額である。
夫の主治医の近所の医院に一応聞いてみた。
やはり、医師が必要と判断した患者なら無料でPCR検査を受けられるが、そうでない場合は自費となるし、自費で検査してくれる医院はわからないなぁとの返答だった。

やはり、O先生のとこしかない。安価で宣伝しているところは予約がいっぱいらしいと、近所の医院では言っていたし、何しろ新橋だの浜松町だのは遠い。(TVでみる大行列)
夫は仕事があるから、容器をとりに行くのも提出に行くのも私の仕事。


ぐぐると、空港のPCR検査では場所によりちがうが、4万円弱から6万くらいの間!高!
それに比べて2万2千円は安く思えてくるわ。

火曜日にとりあえず容器をとりに行き、クリニックにことの次第をお伝えした。
水曜には提出せず、木曜に提出しようとしていた水曜の夜、珍しく電話が鳴った。クリニックからだった。

「本日、PCR検査の検体をだされませんでしたね。実は、検査数が激増したらしく、昨日出した検査が今日まだ届かないのです。ですから早めに検査に出された方がよいですよ」との事。
夜の9時にわざわざ電話をくださった。なんて親切なんだろ〜。

というアドバイスもあり、翌木曜日にキッチリ提出してきたのだけど、心配したとおり金曜日に結果はでない。感染者数は日々倍増に近い増え方をしてるし。

義兄から、日曜日でなく土曜日から来い、と連絡あり。あー、早く検査だせばよかった。コロナに感染してるとは到底おもえないけど、黄門様の印籠がほしいのよ。
土曜日は見切り発車で、夕方の新幹線に乗って夫は出かけた。

結果、クリニックから連絡は日曜日のお昼にあった。
よかった。日曜日に連絡くれるかなぁ、と少し不安であったがちゃんと電話があった。
ギリギリあちらにいる間に「陰性だよ」と告げることができたのだ。よかった。

ホームの広い夫婦部屋に義両親は入り私たちも安心した。両親も他の入居者とは違い実の息子に毎日会えるのだからラッキーだ。このご時世有難い事。

コロナが収束する目処が立たない今、夫も両親に会えてよかった。老人ホームの面会は不可だから。
しばらくは故郷に帰ることも両親に会うことも叶わない夫。


夫は日曜日、故郷の馴染みの稲荷寿司をお土産に帰宅。

年を取るってこういう事の積み重ねなんだな。
覚悟しなさいって事なんだ。