昨日は 夕方6時も回って、オペラ座の近くのホテルにたどり着きました。風はすっかり冷たくなっていて 日本とおんなじくらいの寒さかな、といった感じです。
フロントで聞くと もう お連れ様チェックインされていますよ。ということで 部屋に着きましたが、いくらノックをしても 気配がない。
遊びにでてるかな? と仕方なくフロントに戻って鍵をもらおうとおもったら
「え?鍵はひとつしかないの。」と。そんなはずはないと、電話をがんがん鳴らしてもらったら 眠りこけていた息子が中にいたことが判明。
ま、そんなこんなで 涙の再開、のわけもなく。
例によって (飛行機でがんばって あまり眠らずにきたのに) しっかり 2時間ごとに目覚めてしまう。時差ボケですね。
お天気もよく、ここはとても治安が悪いときいていたので 実はドキドキしていたのですが ものすごい観光客で なんだか安心しました。これだけ人がいれば ・・・
と安心して 階段を上り始めたところ「ありがとう、 桃太郎、カトウ、ナカムラ~」と わけのわからない日本語の羅列と ともに ばらばらっと 黒人が現れた。
あ、聞いていたまんまの ミサンガ売りだ。
むりやり早業でミサンガを腕にまいて お金をとるという手口らしい。
息子には しっかり注意していたものの、実際にあらわれたので私の方が慌てて階段を下りて反対側の階段からのぼった。
予想どおりそっちもミサンガ売りがいたけど 目をあわさずにしっかり腕組みしたまま通過。よしっ
ホッとしたのも束の間 バインダーに名簿をはさんで「かわいそうな人たちのために署名をして」と子供が道をふさぐ。
ノーノーと振り払おうとしても 子供の力とは思えない強力な肘突きで 通れない。後ろから 息子がグーーと その子を振り払ってくれた。
あれに サインをしたらどんな事になっていたのか。とっても知りたいけど 餌食になりたくないし。うわー。こわい。
そんな 難関をクリアしてあのサクレクール聖堂に到達できるのかと思うと 有り難みも一層ますというものです。
すると ひときわ人だかり。階段に腰掛けて 皆 何かを見ている。
すごい。 サッカーボールを操りながら シャツを脱いだりもしたのですよ。
あらー、これこれ みたことある光景が。カフェは 人いっぱい。そして この景色をみているのです。似顔絵を書いてもらっている人もたくさんいました。
とても ほのぼのする界隈でした。
モンマルトルの丘をおりてくる坂道もとても美しくて
息子は「こんな 綺麗な町にすみたいなあ」とつぶやくくらい。
かつて 芸術家たちが住みついたのも うなずけます。
この後も 蚤の市、凱旋門から シャンゼリゼと歩き回り、くたくたです。
明日もはれますように。