先日のこと。

 

 

東京国立近代美術館へ

 

 

没後40年 熊谷守一 生きるよろこび 

http://kumagai2017.exhn.jp

 

 

 


 

岐阜生まれの画家、熊谷守一氏(1880-1977)の大回顧展です。

 

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先に言ってしまうと、

もうほんとに観てよかったと思ってます。

 

 

 

 

 

この美術展のポスターにもなっている、「猫」の絵のように

単純化された図案と特徴的なライン、色合いは

 

 

彼の生涯でこんなふうに形成されていったのか。。。と

生涯を垣間見ることができる作りで展示されていました。

 

(リサーチも、作品集めも素晴らしい、としか言いようがないです。)

 

 

 

こんなに愛らしい、絵本のような絵が

人生の深み、そして光と影から生まれてきたなんて。

 

人の進化はなんて尊いものだなあって、

 

そして、

私の人生は何に影響されてきているのだろうと

ふと振り返ってしまうほど

 

 

彼の生きた世界に、

心が染められた時間となりました。

 

 

 

 

 

彼が彼の絵を描くようにになったのは、

(守一氏らしい、と知られている猫のような絵のことです、)

70歳代になってから、というのも(97歳没)驚きで、

 

その絵の対象やモチーフに対しての進み方/磨き方っていうのに

ほんとうに勇気をもらったんです、私は。

 


 

 

 

 

 

 

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館内で買った、ポストカード。

いっぱいあった中で、やはり動物が描かれているものが愛らしくて

手に取ってしまいました。

 

 

 

 

展示で見ていて、好きだなあ、と思ったのは

「磯」、とか海とか

あとは山を描いた作品でした。

(ポストカードには、なっていなかった、)

 

 

 

あんな風に、目の前の世界を絵に落とし込めたら。

あんな風に、鍛錬できたら。

 

 

 

 

自分の表現をどうやって磨いていくか。

続けることの尊さ、素晴らしさ。

 

彼を通して私が感じたことの一番でした。

 

 

 

 

 

 

 

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東京国立近代美術館

〒102-8322 東京都千代田区北の丸公園3-1
東京メトロ東西線「竹橋」駅 1b出口より徒歩3分
http://www.momat.go.jp/

 

 

没後40年 熊谷守一 生きるよろこび 

2017/12/1(金) 〜 2018/3/21(水・祝)

http://kumagai2017.exhn.jp

 

 

 

 

200点を超える作品は、見応えたっぷりです。

 

音声ガイダンスは、樹木希林さんと山﨑努さん。

レンタル必須です。もう絶対、おすすめ。

 

 

 

 

 

akiko takase

高瀬媛子