【おうどん食べたいなぁ】

【たこ焼き食べたいなぁ】

【あっつ~いお茶飲みたいなぁ】

食べたいものを口にするけども

食べられなくなっていたババ様は

年齢相応の物忘れはあっても

認知症は発症していなかったので

何処か悪いところがあるんじゃなかろうかと

重い腰をなかなか上げない看護師を

説得さるだけの材料を手に

受診の方向に持っていった結果

脱水傾向にあるものの悪いところがなく

老衰と診断されたババ様は

食べないだけで

会話も出来て

冗談も沢山ぶっぱなし

水分はご逝去される寸前まで飲めていて

ご逝去されるまで時間の問題だったとはいえ

お元気に毎日をお過ごしでした。

ゆっくり、ゆっくり

命仕舞いをされるのだろうと

勝手に思っていた私(達)でした。

それでも確実にお別れは迫ってきてると思い

ここ2日程は

ババ様に今のご気分を

お伺いする機会も増えておりました。

いつも【気分爽快よ😉】とお茶目に

お答え頂いており

私はいつも得意の【投げKiss】でお返事😊

また明日、来ますねと言い

昨日も投げKiss😘をお返しして帰宅。

今朝も6時25分に職場に着いたら

当直のおじさんが電気を付けて

玄関先に立っておりました。

【あっこさん!?】とその陰が動き

私に近寄ってきました。

【おはようさんです!!これから外点検!?

と聞きますと

バイク置き場の方を指差し

【あっこさんとこの◯◯さん真夜中に
    亡くならはって😓】

!?と思わず声が出る。

【今さっき妹さんが来られたさかい
                         こうして待ってるねん】


バイク置き場の方を伺っておりました。


そこに【あ、あっこさん!?】と言われ

声のする方を見ますと

抗癌剤治療をされていて

余りの辛さに入院をしたがるくらい

辛い状態の妹さんがヨボヨボと

歩いてこっちに向かって歩いてきました。

本来なら職員玄関から入らなあかんけど

正面玄関から向かう事にしました。

勿論

ヨボヨボ歩く妹さんをお連れしました。

よぅ、こんな状態でバイクで来られたな

思ったくらいフラフラされておりました。

私は支えるように妹さんに寄り添い

夜勤者はびっくりしてましたけど

私服のままでユニットに行き

私服のままでババ様と

ご対面させて貰いました。

ここ数ヵ月で

うちのユニットの入居者様達は

3名お亡くなりになっております。

多すぎじゃないかと思うけど

こういう事は不思議と続くものなので

そういうものかも知れません😖

たこ焼きが食べたいと言ったので

その日の遅出職員に

冷凍ですごく美味しいのがあるから
(中、とろ~り外はカリッとしております)

それを買ってきて貰ったけど

結局

それを食べて貰う事もなく

逝ってしまわれました😓

明日で8連勤になる私の

精神を貫くモチベーションが何処に行ったのか

暫く通常のお仕事をするモードにならず

夜勤者から聞かされた

最後のババ様の様子にウルウルしたり。

嘱託医がご臨終をお伝えした後から

お化粧を妹さんと一緒に施しました。

呼吸が停止した真夜中3時前後より

太陽の光が燦々と降り注ぐ部屋で

みるみる顔色を取り戻したババ様。

生前は入れ歯が苦手な人でしたが

入れさせて頂きました。

お迎えに来られた葬儀やさんは(2名)

ババ様を見た瞬間に

【あ。笑ったはる。】と呟きました。

妹さんや私に聞かそうと思わない

独り言のような言い方に

本気度を感じました😊

綺麗にお化粧できて

大変身したババ様は本当に笑ってるように

横たわっておりました。

綺麗な死に顔というか

そんなのは久しぶりにみた気がします。

先日

急にご逝去されたジジ様とは食事席も近く

仲良くされておりましたので

ジジ様が連れてったかしら。

リーダー君が

腰痛で休んでいたけど3日ぶりに出勤して

年末にご逝去されたババ様と

先日のジジ様と

あっちで3人で仲良く過ごして貰えたらって

言ったのを

不謹慎にも吹き出してしまったけど

リーダー君の口からそんな言葉が出てくるとは

思ってなかったから可笑しくて🤭

何だか救われた気持ちになり

気分を変えることができました🤗

午後からは

行事委員会の人達による

豆まきもありましたので
(クオリティーの高いリアルな鬼にびっくり)

テンション高く盛り上げました。

ジジ様&ババ様たち

最初は怖そうにしていたけど

いつの間にか

金棒をふんだくり

鬼を叩いてる人までいて最高でした🤗

ありゃ本気で鬼に挑んでおりましたな🤭


では。