非常に残念なことに、日本国内においてまたヒアルロン酸注入による重篤な事故が起きてしまいました。クリニック名や事故の詳細についてはここで明らかにすることは避けたいと思いますが、その事故はカニューレ針を使用した注入だったということで、この記事で警鐘を鳴らしたいと思います。
ヒアルロン酸注入において、先端の尖った針(以下ニードルと記載します)を用いるよりも、先端が鈍なカニューレ針(以下カニューレと記載します)を用いた方が安全であると思われている節があり、私はそれに対して次のような見解を持っています。
・カニューレ=安全だと思っている若いドクターが多数いらして、カニューレさえ使用していれば安心という感じで基本となる解剖の知識やシリンジの操作がおろそかになっていることは大変嘆かわしいことです。
・細いカニューレ(30G、27Gなど)は安全性においてはニードルと全く変わりなく、唯一の優位性は内出血の可能性を下げることが出来るという点だけです。
・ニードルよりも安全性が高いと言えるのは、19Gとか18Gのような太いカニューレですが、それを使用する場合でも丁寧な手術操作が必要なことは間違いありません。
・安全上最も重要なことは、立体的な解剖の知識を正しく持つことと、丁寧な手術操作と、とにかくゆっくり注入することと、もしもの時に何をすれば良いのかを知ってそれにそなえておくことです。
患者様はどのようにして安心してお任せできるドクターを探せば良いのか?はインスタの症例写真を見ているだけでは難しいです。大学卒業後もきちんと解剖の勉強をはじめとして、各種学会・勉強会で勉強をしているドクターで、真摯に美容医療に向き合っていることが重要です。また、ある程度の経験年数は安心に繋がると思います。テレビや漫画のように20代の天才外科医というのは存在しませんからね。
あきこクリニック TEL 03-5717-3444 またはメール info@akiko-clinic.com までご連絡お待ちしております。
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