皆さんは本を買う時はどこで買いますか?私は買う作品が決まっている時などはアマゾンを利用することが多いですが、本屋さんが大好きなのでちょっと待ち合わせまでに時間がある時などはよく本屋さんをブラブラとします。

 先日異動途中の駅中の本屋さんで「とにかく泣ける本」と書いてあったのが、山田悠介作「そのときまでサヨナラ」http://www.amazon.co.jp/%E3%81%9D%E3%81%AE%E6%99%82%E3%81%BE%E3%81%A7%E3%82%B5%E3%83%A8%E3%83%8A%E3%83%A9-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E6%82%A0%E4%BB%8B/dp/4286000109 でした。特に泣きたい気分だったわけではないのですが、なんとなくその本を手に取って、早速電車の中で読み始めました。途中から人前にもかかわらず涙がどんどん溢れてきました。

 この本の主人公悟は、一流の出版社に勤める敏腕編集者です。彼の担当する作家が超売れっ子となり、悟は社内で反感を買いながらも出世し、ますます仕事のことだけを考えるようになっていきます。彼は家のこと・育児のことは妻の亜紀に任せっきりで、仕事を理解してくれない亜紀とは口論ばかり・・・ついに亜紀は子供を連れて家を出てしまいます。妻子が家を出て数か月経ったある日、福島県で大地震が起こり電車が脱線して大勢の人が亡くなります。その事故で亜紀が亡くなり、息子の悠太だけは奇跡的に助かったと連絡を受けます。悟は悠太を亜紀の両親に預けようとしますが、妻の友人だと名乗る不思議な女性が現れて、悟に「悠太と暮らすべきだ。もっと家のことを出来るように教育する。」と言います。悟は相変わらず仕事のことしか頭になく、悠太のことはこの女性に任せきりですが、仕事で大きなミスを犯してしまいそれをきっかけに息子のことを考えるようになります。この謎の女性は誰なのか?妻はなぜ縁もゆかりもない福島にいたのか?謎を解いていくうちに・・・後は本を買ってお読み下さい(笑)。

 男性で悟のような「仕事以外は何にもしない男」「お金さえ稼いでいれば家のことは妻が全部するのが当たり前で、休日は疲れているのだから子供と遊ぶなんてとんでもないと考えている男」というのは世の中に沢山いますね。

 でも、これが女性の場合はどんなに稼ぐ女性でも、家のことを全くしない女性というのはほとんどいません。私も毎日の娘と主人のお弁当作りや朝食作り、休みの日に子供を連れて遊びに行くというのをごくごく普通にやっていますが、同業の男性ドクターとお話しすると「俺は家ではお茶一つ淹れない」と偉そうに言う人が沢山います。

 うちの主人は私が仕事の土日などにはきちんと子供の面倒を見てくれますし、ママよりはかなりクォリティーは下がるものの一応夕飯なんかも作ります。そんな話をすると「協力的なご主人で羨ましいわ~」と言われるのですが、共働きの場合は当たり前ですし、専業主婦の奥様であっても、もっと世の男性は家のことをすべきだと思うのですよね~。

 世の中の「家族を顧みずに仕事命の男性」と「家族の在り方をよ~く考え直してみたい全ての方」と「とにかく泣ける本を読みたい方」にこの本をお勧めしたいと思います。私は一気に読み終えて、すぐに主人にも読んでもらうように言いました。あまりに泣いたので次の日は目が腫れてしまいましたので、翌日がお休みの夜にでも読まれることをお勧めいたします。

あきこクリニックTEL03-5717-3444またはメールinfo@akiko-clinic.com までご連絡お待ちしております。当院ホームページはhttp://www.akiko-clinic.com です。

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