皆様は持病をお持ちですか?私は生まれた時に股関節が外れて生まれる「先天性股関節脱臼」という病気を持って生まれ、しかも「臼蓋形成不全」も合併していたためなかなか股関節をはめる手術が上手くいかず、幼稚園入園前に3回も大きな手術を受けました。ですから、物心ついたときには左足には大きな傷跡があり、左足の向きは外側を向いていて、普通の子とは歩き方が違う状態でした。

 幼稚園や小学校の時には寝る前に毎晩「明日目が覚めたら足が普通になっていますように」とお祈りしていましたが、もちろん翌朝目覚めたら足が普通になっていることはありませんでした。子供の頃にみんなが習う「水泳」と「バレエ」は禁止されていましたが、それ以外のことは普通に出来ましたので、鉄棒は大得意でしたし木登りをするようなお転婆な女の子でした。

 大学生の時にはテニスもゴルフもスキーも普通にやっていたので、まさか足のことがまた私の人生に影響を及ぼすことなんてないと信じていました。ところが産婦人科の研修医として月月火水木金金の生活をしているうちに、ある日突然足が痛くて夜も眠れない状態になってしまいました。慌てて主治医の先生のところに行くと、撮ったレントゲンを見た瞬間に私にもわかるほど「変形性股関節症」の重症の状態になっていました。

 取り敢えずすぐに手術は行わず、きちんと休みのある科に転科すればもうしばらくは使えそうということだったので、前から興味のあった美容外科に転科しました。美容外科は夜中に呼び出されることがなく、きちんと週に2日はお休みがあったので、しばらくは足に痛みが出ることもなく過ごしていましたが、ついに2002年に限界が来て「左股関節と臼蓋の人工関節置換術」を受けました。

 その後は痛みもなく、2回の出産も自然分娩で問題なく行えました。ただ、人工関節には摩耗して使えなくなる時期というのがいつかはやってくるので、なるべく股関節に負担をかけないように気を付けて生活しています。人工関節の入れ替えをするとなると、1ヶ月くらいお仕事をお休みして入院しなければならなくなりますので、せめてあと8年くらいは持って欲しいなと思っています。8年持てば娘が16歳になり、家のことは大抵出来るようになると思うので、私が入院しても生活が破たんしなくて済むと思うのですよね。

 足以外に「橋本病」という病気も2007年から患っていて、定期的に表参道の伊藤病院を受診していますが、私の場合はそんなに重症ではないので毎日薬を飲んで特に不自由なく暮らしています。持病があると定期的に病院を受診して血液検査なども受けているので、意外とある日突然バッタリ倒れるというようなことが無くて良いのではないかとポジティブに考えています。

 今持病をお持ちの方で将来のことなどいろいろと不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自分がどう受け止めようと病という事実は変わりません。上手く付き合っていきながら、自分にできる範囲のことで人生を楽しんだ方がお得だと思いませんか?人生はなるようにしかならないもの・・・将来のことを心配してもしなくても結果は同じですから、一緒に前を向いて生きていきましょう。それが子供の時からずっと持病を抱えてきた私の持病との付き合い方です。

 先日私がお休みしている間にいらした患者様からお心遣いを頂きました。

 美味しいミルククッキーをご馳走様でした。

あきこクリニックTEL03-5717-3444またはメールinfo@akiko-clinic.com までご連絡お待ちしております。当院ホームページはhttp://www.akiko-clinic.com です。

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