先日読んだ新聞記事に、「コダックと富士フィルムの違いについて」書かれているものがありました。富士フィルムは、フィルムの主原料である「コラーゲン」を利用した化粧品事業に乗り出しており、それが非常に好調だそうです。松田聖子さんと小泉今日子さんが共演するCMでおなじみの「アスタリフト」という化粧品の名前を、皆様もお聞きになったことがあるのではないでしょうか?富士フィルムは化粧品以外にもいろいろな事業を行っており、現在の業績はとても好調です。

 一方の「コダック」ですが、先日米連邦破産裁判所に連邦破産法11条の適用を申請したと報道されていました。創業130年の歴史あるフィルムメーカーですが、フィルムカメラの衰退とともに業績が悪化してしまったわけです。フィルムに対して非常にこだわりを持っていたため、デジタル化の波に上手く乗ることが出来ず、富士フィルムのように事業転換することも上手く出来なかったことが敗因のようです。

 「コダック」としては、「時代が悪い、フィルムカメラが衰退したのが悪い、自分の会社は悪くない」と思っていらっしゃるようですが、それは違いますよね?日本でも最近の長引く不況と震災の影響で「業界不況だから仕方がない」「今景気が悪いのは自分のせいではない」という経営者の方のボヤキをよく耳にしますが、私はそういった意見に対して非常に違和感を覚えます。

 「業界不況」と言われている業界の方で、とても事業が上手くいってらっしゃる経営者の方を沢山存じ上げていますが、その方達はやはり他の方はなさっていない「工夫」や「努力」を沢山していると思うのです。経営者は、自分が雇用している社員の生活を守るためにある意味「なりふり構わず」なんでも努力しなければならないと思うのです。経営者がやってはいけない最たることは「経営を破綻させる」ことなのですから、それをしないためにはいろいろと知恵を振り絞ったり発想を転換させたりする必要があるわけです。

 例えば何か事件が起きた時などにも、「母子家庭で親の愛情を感じられずに育ったから犯罪を起こしてもしょうがない」とか、「今の閉塞した社会により若者が生きる希望を失って犯罪を犯すのも無理はない」とか言われることがあります。でも、親を失っても・職を失っても希望を捨てずに努力し続けている人は沢山いらっしゃるわけで、その方達に対して失礼だと思うのです。

 世の中で起こる悪いことを、何でもかんでも社会のせいにしていてもしょうがありませんし、人は皆与えられた環境の中で自分に出来る最大限のことを努力して行うべきだと思うのです。他人のせい・社会のせいにしているうちは、そこからは何も新たに生まれることはありません。美容医療業界も今は大変な状況ですが、そんな中でも地道に頑張っていく所存です。今日はこれから某セミナーに行って参ります。その収穫はまたブログにてご報告いたします。

 昨日いらした患者様よりお心遣いを頂きました。

 「お子様に」ということでしたので早速家に持ち帰ると、子供達が大変喜んでおりました。どうもご馳走様でした。

あきこクリニックTEL03-5717-3444またはメールinfo@akiko-clinic.com までご連絡お待ちしております。当院ホームページはhttp://www.akiko-clinic.com です。

ランキングに参加していますので
こちらをクリックして下さい★
    ↓↓↓↓↓↓
http://beauty.blogmura.com/