歌う時は腹式呼吸で

と、よく言われますよね。

 

人間は、寝ている時はみんな腹式呼吸。

 

あえて言われるまでもなく、

みんなが普段から使っている呼吸法です。

 

 

呼吸には腹式と胸式の2種類があり

男性は、普段も腹式の方が多いです。

 

女性は、妊娠・出産の時には腹式ができなくなるので

胸式で呼吸しやすい体のつくりになっているようです。

お腹に赤ちゃんがいると、横隔膜が下がらないので

胸式しかできなくなるんです。

 

 

私も陣痛の時に、助産師さんに

ひらめき「ゆっくり息を吸って吐いてくださーい」

と言われても上手く吐けなくて

チーン「あ、腹式じゃダメなんだ!」

と思い直して胸式にしたところ

楽に呼吸ができるようになった経験があります。

 

 

他にも、遅刻しそうで走った後とか

緊張した時、急な階段を上った後などは

男性でも女性でも、胸式になりますよね。

 

なので、腹式も胸式も

普段は知らぬ間に使い分けていると言えます。

 

 

ただ、歌う時に出来るようにするのは

最初はちょっと難しいかもしれません。

 

 

なぜなら人前で歌う時にはどうしても緊張するので

放っておくと胸式になってしまうんですよね。

 

腹式呼吸のメカニズムを理解し、切り替えに慣れてくれば

歌う時にも自然に腹式に切り替わります。

 

普段から呼吸が浅い方は

腹式であっても、声量が足らないように聞こえる場合もありますので

 

そういう場合は、

ヨガや瞑想、ピラティスなど

丹田を意識して深い呼吸にフォーカスするものを

継続してやってみるのも

良い影響があると思います。

 

 

 

歌う時には、呼吸法だけでなく

他にもいろいろ大事な事柄があります。

 

 

本格的なオペラなどを歌う方は別ですが

趣味で歌うのであれば、呼吸に関しては

まずは「意識してみる」ことからスタートしましょう。

 

 

腹式呼吸の練習方法はいろいろありますが

レッスンの時だけやっても

残念ながらすぐにはコントロール出来るようにはなりません。

 

レッスンで習ったことを毎日家で自主練できればいいのですが

なかなか皆さん、それは難しいようで...ガーン

 

初歩的なことはボサノヴァ・ボーカルの最初にレッスンしますが

本格的に学びたい方は、

ヴォイストレーニングに通われることをおすすめします。