今朝、昨日のニュースの詳細を放送しています。
うつ病は、「よくなってきているように見えた」ときが、危険です。
私の母もそうでした。
そして、フジテレビのアナウンサーがおっしゃっていたように、
「うつになる可能性があるかも、ないかも、という表現でいうと、
彼女は全くそういった可能性があるタイプには思えなかった」
という人こそ、まさに偏見になってしまいます。
私も、克服してから恩師に言われたことがありました。
キャリア志向が、とても「見える」女性ではないでしょうか。
そういった女性が、「海外に夫が赴任」し、未来が見えない、という表現をする。
調子がいいときは、未来の心配という発想はでてこない(私の場合)。
妊娠・出産のときとは違うテンションになって、
自分って無能なんじゃないかと錯覚してしまう。
「こうならなきゃならない」って思う・ありたい人ほど、なってしまう、悪化してしまう。
私も、過去に「何でもできた自分」がいたから、自分が無能で、生きている価値がないと思った日々。
私個人としては、26歳で発病、もう色んな過程を経て、「うつ慣れ」してしまったけど、
助けられて生かされてきた。
お兄さんのインタビューが物語っている。
理解してほしい。
だけど、知っている。
ならなきゃ、理解できない。
家族に患者がいても、その「家族」を理解してあげられない。
あんなに苦しいことを、残念だけど理解できない。
改めて、できることはなんだろう・・・理解して、保護して・・・あげることだと思う。
あ・と・で
あせらない・(自分だけが)特別だと思わない・できることから。
これは慢性化したり、長年患っている人に優しいヒントだと思った。
彼女は、発病してからたった数ヶ月。
どれほどの絶望に襲われたんだろう。
私の母も、私や、弟や、今年1月に逝ってしまった障害者の兄さえも残して逝った。
うつとは、そういう病気だ。