以前にも紹介した、
福岡伸一さんの“動的平衡2”
おもしろかったです。
気にいったところの覚書、しときます。
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量子論、自由さと多義性
ミクロの世界では因果律も決定論もない。
そこのあるのは共時的な多義性だけです。
~わたしたちの世界は、原理的に全く自由なのです。
それは選びとることも、そのままにしておくことも可能です。
その自由さのありように意味があるのだと、わたしは思うのです。
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普段、自分にある自由さ、を見えずに制限の方に気を取られてしまいがちです・・。
不自由さの中に生きてる気がしてるのも自由さのありようの一つか・・・
自由さのありよう、とは深い・・・ですね
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生命は水でエントロピーを捨てている
自然現象はすべてエントロピーが増大する方向へ、
すなわち乱雑さが大きくなる方向へ進む。
そのなかにあって生命体だけが細胞を組織化し
エネルギーを産み出し、酸化されたものを還元し
傷ついたDNAを修復できる。つまり
エントロピーの増大に抗して秩序を構築できる。
それは流れる水が身体の内部に発生するエントロピー=乱雑さを
常に体外に排出してくれているからだ。
~わたしたちは尿によって水を捨てているのではなく
水の流れにのせてエントロピーをすてているのだ。
必要なのは、このシステムを駆動するための
絶え間ない流れ、つまり水のサプライなのである。
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動きや感情や考えも
絶え間なく流れることで、
同様の作用を起こしうるような気がします・・・
秩序を保つには
そのままとどめおくこと、のような気がするものですが
実はちがうのですね・・・
秩序を構築できるのは
絶え間ない流れのおかげとは
またまた深いです・・