今、NHKの番組で
“100分で名著”、って番組があって
4回にわたって名作といわれる本を1題あげて
紹介してくれる番組があるのですが
つい先日パスカルのパンセを
紹介してくれてました。
どの回もおもしろくて
まだ読んだことのないわたしは
ぜひ読んでみたい、と思っているところです。
(ただいま密林注文中(^_^)v)
そのなかでも
最終回の第4回はとてもおもしろかったです(°∀°)b
パスカルの思想を
同時代のデカルトと比較してました。
デカルトさん、わかりません(~_~)
なまえと、我思う、ゆえにわれあり、しか知りません(~_~)
その比較がとてもシンプルにわかりやすく書きだしてくれてて
とても面白かったです(°∀°)b
デカルト~人間の理性は万能である
パスカル~人間の理性には限界がある
デカルト~物事はすべてに原因と結果がある
パスカル~偶然によって左右される
デカルト~あくまでデータ重視
パスカル~ときには直感を信じる
こうしてこれだけを見てみると
デカルトさんの思考って
“閉じてる思考”
に見えます。
自分が認識してる世界の中だけで
完結している感じ・・・
がちっと固まってる感じ・・
パスカルさんのは
今見えてると思ってる世界だけが
すべてではない、ことが
ちゃんと含まれてる
ゆらぎが、動きがある感じ
で、パスカルさんの有名な言葉、
人間は考える葦である、というのは
考えることを続けることを尊い、とした言葉だそうですね。
デカルトさんは完成があってそこに向かう思想であるのに対して
パスカルは未完であるからこそ考え続ける契機になり
完成形ではなく動きの中にあり続けることに価値を置いてる、といえるのかな。
“理性の最後の行動は理性を超えるものが無限に存在することを認めること”
ということを言われてるそうで
そのことが考え続けることにつながるんでしょうね