最近、読んでいる小説の中に

誰も今までなしえなかったミッションを順調に遂行してる策士が出てくるのですが

その策士のことを

非常によく考えてるようで、時に何も考えてないように見える・・

考えても仕方のことのないことは考えるのをやめられるというのも、才能だな・・・

的なことをライバルが評していて

おもしろいな・・と思ったのでした。


(ファンにはわかるかな?

その策士とは奇策士とがめさんです(*^_^*)

西尾維新さんの本です)



ためしてガッテンの放送がお気に入りで

よく見てますニコニコ

先日は“不安”がテーマでした。

不安に対処するのに

脳内の背内側前頭前野という領域(番組中では“客観視くん”と呼んでました)

の働きが関係する、ということでした。

客観視くん、と呼んでいる通り

客観視に関わる領域だそうです。


バンジージャンプで実験してたんだけど

普通の人は不安で怖いのを何とか落ち着かせようとしてそれはけっこう成功してるんだけど

実際に飛ぶ段になると

一気に不安が押し寄せてきてものすごくこわかった・・あせるなんだそうです。

比較として普段座禅をしている僧侶の方も飛んだんだけど

飛ぶ前はそりゃこわいよ、当たり前だろ!とかおっしゃってたんだけど

飛ぶ前の時間、やっぱりこわいといいながら

とくにそれを無理に落ち着かせようとはせず

川の音を聞いたりしてたらしいです。

そして飛ぶ直前は特にどっと不安が一気に押し寄せることもなく

結果はたのしかった、らしいです。


二人の対応の違いは

不安、怖いということを

そのまま受け止めたか、見ないようにしたか・・です。


脳内にはもともと対処すべき課題がいくつかあって

それらが時々不安という形で対処すべきこととして認識できるよう20分程度とか一定時間信号が出るそうです。

客観視くんは脳内を見渡せるステージからその問題からの知らせが来てるのを客観的に認識します。

ところが客観視くんの目を覆うようなことをすると

(不安を見ようとせず、無理やり不安感を追いやったり、お酒で紛らわせたりとか)

客観視くんがよく見えないのでよく見ようと

ステージから降りて問題に近寄り過ぎて、

そのことで問題が間近にせまってとても大きく見えて

それでますます不安が増していく・・・ということが起こるのだそうです。

そうなると、不安で眠れなくて眠れないことがまた不安になって・・・みたいな

連鎖から抜けられないようなことになるそうです。


座禅はなにもしない、訓練のようです。

いろいろな考えが浮かんできても

ただ受け流していく・・・だっけ・・?

ただ見て、それでおわり、

その考えをおいかけたりはせず

ただ浮かんでは消えるにまかせとく・・んだそうです。


番組中に紹介された訓練の方法は

軽く目を閉じて

川の流れと落ち葉をイメージし

落ち葉が流れていくのをイメージして

その流れていく落ち葉に、浮かんでくる考えを乗せて

流していく・・・

また何かの考えが出てきたら

落ち葉に考えをのせて

流していく・・

ってことをくりかえすそうです。


そんな訓練を10日続けた後

みなさんの表情がずいぶん明るくなっていて

不安の度合いを調べたら

訓練前より人によっては格段に減っていて

どうにでもなるさ、という気分になってきたっていうんですから

すばらしい\(^o^)/ですひらめき電球


不安の治療にかかわっていらっしゃる専門家の方のお話では

人はいろいろあれこれ考えている時

あれこれ考えている最中はそのことを現実のことと錯覚してしまうんだそうです

いろいろあれこれ考えてる時に

・・・と思っている、というのをつけてみるのもいい、と紹介されてました。

仕事で失敗して、やっぱりおれってだめだよなあ~、と思っている

この仕事向いてないわ、と思っている

・・なるほど・・


現実と考えが区別できる、わかりやすいいい方法だなあ、と思いました。


アレクサンダーテクニークでも

ただそこにあることを気付くと

自分を押し下げる習慣の動きから離れていけるのですが

それと通じる興味深いテーマ、でした。

ワークのイメージがいろいろでてきてたのしいです♪


文中に使用した言葉はうろ覚えでかなりわたし語に加工されてるので

興味のある方は番組ホームページなどをご覧ください(*^_^*)



そうすると、例の策士さん、

なかなかやるなエルモって感じでしょチョキ




カラダに優しいアレクサンダーテクニークのすすめ