かんたんで役立つ解剖のはなし 2)のつづき
では“頭全体に後頭部を含める”と思ってみるのがなんでよかったのかという話をします。
まず自分の顔を鏡で見るとき、上のイラストに示したあたりを
中心に見ますよね。まあ、たいてい。
で、横顔に赤丸で示したあたりは日常的に自分を鏡で見るときは
ほとんど視野に入りません
ということは意識にのぼる機会が減るので、なんとなく忘れられやすいということが起こりがちです。
ところで首のはじまりはどこからでしょう?
あごあたりから下だと思った人・・・・
残念でした、そしておめでとうございます\(^o^)/
首のほねは次の上の図の赤の☆印で示したあたりからはじまっています(頸椎)
前から見ると鼻の奥あたりで、横からみると耳穴のあたりの高さです。
そう思うと首って結構長いです。そして頸椎は7個あります。それだけ関節がたくさんあってそれだけ繊細に動けるということです。よかった~
ただ、あごあたりから下だけを首だと思ってたとしたら、脊椎のてっぺん(それは首の骨のはじまり)からあごあたりまででだいたい頸椎4個ぐらいあるんですが、そこの動きの自由さを妨げることになります。頸椎7個分動かせる自由さがあるのに4個分も自由さが減るなんてとってももったいないと思いませんか?
しかし、いままであごから下が首だと思ってた人には朗報です\(^o^)/
自分が今まで思ってたよりもっと自由に動けることが分かったから
ところで頭蓋骨と脊椎の出会うところはあの赤の☆印のあたりです
で、横顔を見てみるとちょうど頭の前後径の真ん中あたりに☆印(耳穴)がありますね。
ふだん自分が鏡で見てるよりずっと後ろまで頭はあります。
ところで頭は噂によると5kgほどあるらしいんです(まあ、この噂の出どころも不明だしそんなに信じてはいないんですが)けっこうの重さのあるものをバランスさせるときにその半分をあまり考慮にいれてないとしたらちょっとしんどいことになりそうなのはなんとなくわかっていただけるのではないかと思います。
あと、もうひとつ忘れがちなことについて
はじめに示した図の前を向いている絵ですが
赤丸で示したように、あまり頭の上の方は見てないことが多くないですか?
だいだい顔をよくみますよね。
ということは・・・・
頭の上の方を忘れがちになりやすいですね・・
赤丸で示したところの範囲に頭を置いておこうとすることが
起こりやすくなってしまいます・・・。
そうすると首は上にある頭が下がってくるので窮屈なかわいそうなことになります・・。ざんねん・・
おっと、そろそろまとめを・・・
それらの気付きを含めると・・
散歩する時、足取りがちょっと重めなことに気付き、それが頭全体に後頭部があまり含まれてないこととの関連ではないかと推測し、試しに首が自由に動けることを許してあげて頭全体に後頭部も含めてみたら楽に歩くことが出来ました
また、そのあと階段を上がるとき、掃除機をかけることにも同じ考えを採用したらいい感じでした
という報告でした。
いまのの報告にはBODYCHANCE(わたしがアレクサンダーテクニークを学んでいる学校です)のシンキングボディで使っている変化のコンパスを活用しています。
また近いうちにそのことについて書きたいと思います。
脊椎のてっぺんから動くということについても書きます
あと、おのずとよいことが起こる、ということに関しても書きますね
今回のお話ですが、カラダのことを話してるようでずっとカラダに対してどういう考えを持っているか、という考えのお話でもあったのです
アレクサンダーテクニークの面白さが伝わったかな~
また遊びに来てくださいね~(^.^)/~~~
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