昨日今日、11歳の長女からピアノを教えてほしいと頼まれて練習に付き合っています。

私は3歳から高校3年までピアノを習っていて、高校では3年間音楽コースに在籍していました。
途中、吹奏楽が忙しくてピアノをやめた時期もありましたが、高校の授業ではピアノや声楽の時間を唯一の楽しみにしていました。

ピアノの音色は、とても心を穏やかにしますよね
ピアノに触れたことがある方なら誰でもこの気持ちになるのではないでしょうか。

今、自宅にはキーボードしかありませんが、このキーボード。
実家の母と弟から、長女への誕生日プレゼントです。
当時長女は3歳だったと思います、もらったときに長女も喜んでいたのはもちろん。
私は弟がこのキーボードを選んだ時の気持ちや意図が想像できて、音楽の大切さを伝えたいのかー!嬉しいな!と感動したものです。

今現在も子供たちはどこかの教室に習っているわけではなく、ただキーボードが部屋にあるだけですが、時々何か弾いています。

昨日夕食の用意をしていると急に、ママ、あとでピアノ教えて!と言ってきたのです。

キーボードですから、たくさんのボタンがあり、色々なミュージックセレクトができて、模範演奏を選ぶと曲に合わせて鍵盤が光ります。

模範演奏が100曲近くあるなかで、どれか弾けそうなのある?と聞くのです。

それなら…と、長調のメヌエットかな?と
サンプルをかけてみたところ
「これ知っとる!」と言いました。

右手、左手それぞれをひと節ごとに練習し
テンポは60です。

そこで気がつきました。
私が子供に対してものすごく優しい接し方をしています。
待ちます。
信じます。
既に作品になっている音楽は、ある程度結論が見えているので、聴いた演奏に近づけるまで穏やかに待てるのです。
あとどのくらい、どのように何度練習したらできると読めるからでしょうか

楽譜はありません。
耳と目で完全に覚えて、長調のメヌエット曲全体の半分まで両手で弾けるようになりました。

たった二時間づつ、計2日間で!
長女は再現性に長けていると思います。日頃書いているイラストを見たり、バルーンアートにしても
観察しているとどうも再現する力が強いようなのです。

続きの練習は明日。
長女は私が優しく伝える姿、練習に付き合う姿に嬉しい気持ちをもっているようです。
そしてみるみるできるようになる自分にも期待を強くしているはずです。

長調のメヌエットを弾いていると、心も穏やかになりますし一石二鳥といいますか…

とにかく、音楽は素晴らしい。これに尽きます。

昨日今日とピアノの練習に付き合ってみて、人が自分の強みを発揮しているときに最も人格が活かされるのではないかな?と感じました。

いい時間をもらえました。
これから疲れたら、ピアノを弾こう。