
こんにちは!
オンライン講座構築・自動化の専門家、カー亜樹です。
「今までの経験を活かすなら、同じ分野の仕事を選ばないと」
そんなふうに、これからの選択肢を狭く考えてしまうことはありませんか。
私が産後に始めたのは、ベビーちゃん連れで楽しめる、ママのためのヨガ教室でした。それまではIT系の仕事をしていたので、職歴だけを見たら、意外な転身に見えるかもしれませんね。
しかも、ヨガの指導者になるために学び始めたのも、産後だったんです。
それでも振り返ると、以前の仕事で身につけた力が、ちゃんとつながっていました。今日は、そのお話をしたいと思います。
産後から始まった、新しい仕事
学びを重ねて教室を始め、その1年半後には、ママとベビーのヨガの講師養成講座をスタートしていました。自分が教えることから、教える人を育てることへ。取り組みながら、仕事の形も広がっていったのです。
これは「誰でも同じ期間でできる」という話ではありません。私が伝えたいのは、これからやりたいことが、過去の職歴と同じ名前でなくてもいいということ。
今までの自分を見渡したときには思いつかなかった仕事が、暮らしが変わった先で出てくることもあるんですよね。
一方で、ITの仕事で身につけたものが、なくなったわけではありません。
パソコン講師時代には、テキストや講座のカリキュラムを作っていました。どんな順番なら理解しやすいのか。どこに説明が必要なのか。知っていることを、相手が学べる形に組み立てていく経験です。
その力は、後にオンライン講座を構築するときにも、とても役立ちました。教える題材が変わっても、「相手に分かるように伝える」という土台は持っていけるのです。
外資系企業の社内ヘルプデスクでは、電話でトラブルに対応していました。目の前に相手の画面がない中で、話を聞き、原因を切り分け、言葉で説明する。その経験も、受講生が何に困っているのかを見つける力につながっています。
職歴を名前だけで並べると、ヨガとITは別の仕事です。でも、その仕事で何をしてきたのかまで見ていくと、使える力が見えてくるんです。
昔の得意と、これからの興味
もちろん、新しい仕事に必要な学びはあります。お金をいただいて教えるなら、きちんと準備することも大切にしたいですよね。
ただ、その確認が「今できないことは、一生できない」という線引きになってしまうと、もったいないですよね。
ヨガを指導するためには、ヨガを学ぶ必要があります。パソコンを教えていたからといって、そのまま教えられるわけではありません。でも、人に伝える経験までゼロになるわけでもない。
新しく学ぶ部分と、すでに持っている部分。その両方が合わさって、次の仕事が育っていくのだと思います。
だから私は、「今まで何をしてきたか」と同じくらい、「これから何をやってみたいか」も大切にしてほしいのです。過去の経験は、未来を制限するためのものではありません。新しい一歩を支える、自分資産です。
働き方を考えるとき、私は「できること」と「やりたいこと」を、すぐに一つの答えにまとめなくてもいいと思っています。まずは、それぞれを別に書いてみる。できることの欄には、経験してきた作業だけでなく、その中で工夫してきたことも書きます。
そして、やりたいことの欄には、まだ仕事になるか分からないものも置いてみる。ここで早々に「それは経験がないから」と消してしまうと、新しく学ぶ選択肢が見えなくなるからです。
二つを並べたうえで、今ある力で助けられる部分と、これから学ぶ必要がある部分を見ていく。そうすると、漠然とした憧れが、調べられる問いに変わります。どんな学びが必要なのか、誰に話を聞けるのか、どんな準備ができるのか。次に確かめることが見えてくるのです。
まだ名前のない可能性を残しておく
もし今、「私には何ができるんだろう」と考えているなら、職業名だけで答えを出さずに、少し中身を見てみてください。
人の話を聞いて整理してきた。初めての人にも分かるように説明してきた。困っている人のために、調べて解決してきた。そんな経験は、別の場所でも役に立つかもしれません。
そこに、これから学びたいことや、今の暮らしで気になっていることを重ねてみる。すぐに仕事の名前がつかなくても大丈夫です。何を調べたいか、誰の話を聞いてみたいかが一つ見えるだけでも、次の行動は変わります。
職歴に書いた仕事の名前の横に、「そこで工夫していたこと」も、一つ書いてみませんか。
その中に、次の場所でも使える力が見つかるかもしれません。昔の得意も、これからの「やってみたい」も。どちらも一緒に持っていけたらいいですね。
カー亜樹