長い冬があった。

明けない夜があった。


移り変わってもまたくる冬

明けてもまたくる夜


泣いても泣いても晴れない闇があった。


悔しかった。

がんばってるつもりなのに変わらない現実。

乗り越えてるつもりなのに変わらない自分。



やっとなくしかけてた自我が舞い戻った。

今ならまた闇が来ても火を起こせる気がする。

今ならまた冬が来ても春の訪れを信じることができる。

今ならまた夜が来てもひとりで震えなくてもいい気がする。

どうもー音譜

ひさしぶりに更新します。

明日でコーヒー屋さんを退職することになりました注意


長い間考え続けたことが現実になります。


実は先日、とても面白い話をききました。



そこそこまじめに仕事して働いて、家庭をもち、人生を全うして天国にたどり着いたとき向こう側から神様が2枚のDVDをもって歩いてきた。


「よぉ、どうやったよ今回の人生」

「まぁ、楽しかったすよ。普通にしごとして、子供にも恵まれて。」

「そか、よかったなぁ」


「神様、その手に持ってるDVD何すか」


にやりと笑った神様は言った。

「人生てな、ちいさなちいさな選択の繰り返しやろ?あんとき本屋でめっちゃかわいい女の子に会って声をかけたかったけどびびってやめたとかな、就職のとき内定もらったけど本命の選考は厳しい見通しやったから先に内定でたほうに入社したとかな。ランチはイタリアンでパスタにするか、そばにするかとかな。待ち合わせまで時間ないけど、発車間際の電車に飛び乗るんか次待つんかとかな。このDVDはな、まぁそこそこの妥協を選択し続けたお前の人生と、常にちょっとチャレンジを選択し続けたお前の人生がうつってんねん。どや、みてみるか」

「そりゃ観てみたいですよ」


二枚のDVDにはたいそう違う二つの人生がうつっていた。


「どや、人生にもどってやり直してみたくなったか」

「こんな人生があるってわかってたらやり直したいに決まってますやん」

「ほな、そんなゆうならやってみたらいいんちゃう?戻したるわ、さっきの人生に。でもな、今みたDVDもオレに会ってした会話も忘れてもらうで。それでもいいか」

「わかりました!それでもいいです」


「ほんなら戻したるわぁ。目、とじてみぃ」


神様のいうとおり、静かに目を閉じた。

すっと静かになり、目を開けた。

それが今この瞬間のあなただったら。

あなたはこれからどう生きますか。