中途半端に人に接すると中途半端な関係で、自然と関係はクローズアウトしていく。
どうも”あきかん”です。
「かんもくの声」という本を読了したのですが、
読むたびに自分と重ね比較し、過去を思い出します。
今日は過去不登校だった中学時代に訪ねてきた青年についてのお話です。
彼は今の私より若かったと思う。
不登校だった私の家を突然訪ねてきた。
私と面談のようなものをした。内容は覚えていない。
ただ、次来るときにゲームをしようと言ってくれたので、
私は次来る彼のためにプレーステーションのサッカーゲームのデータのリセットを行った。
ただ、次がなかった。
彼は私と会った時、こう思ったんじゃないだろうか。
「”普通”の不登校の子と違う」「脈がなさそうだ」と。
彼との会話は思い出せないが、おそらく私は一言も話さなかったと思う。
彼が何かを聞いても、だんまり。
話しかけても、一言も発しない。
そんな光景が思い浮かぶ。
でも、もし、彼が、緘黙症について理解があったら、
辛抱強くコミュニケーションを取ろうとしてくれたら、
諦めずに接していてくれたら、
私の人生変わっていたかもしれない。
対人援助職だったのか、彼がどういった属性の人だったのか今となっては分からないが、彼は15年以上私の心に残り続けている。
当時私に期待を抱かせ失望させた彼に言いたい。
中途半端に関わるな。関わるならとことん関われと。
偉そうにと思われるかもしれないが。
私が彼のような立場で緘黙症のことをまったく知らず、
私のような存在に出会ったら、、、不気味に思うだろうな(笑)
その点は同情するよ。