【報告】SPCP2011 | aki kakizakiのブログ

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まつげエクステやアートメイクに関するお仕事のことやプライベートなことを気まぐれで書いているブログです。

4SPCP(米国のアートメイク協会)の
コンベンションは、
今回で9回目の参加となりました。



1毎年毎年、
最新の情報やセミナーを受けられる貴重な場で、
今回も沢山学ぶことができました。
今回開催された内容の一部を
おおまかな概要だけ紹介させていただきます。



Anesthetics 
                      by PC認定 メリー ジェーン ハーク


この方はアートメイク歴35年の方で、
表面麻酔剤等の医薬品や
日焼け止め等の化粧品の製造も手掛けています。
今回はその医薬品製造のFDA規定が2010年に強化され、
どのように変わったのか等のセミナーでした。

例えば、薬品成分によって効果が異なるのは当然ですが、
使用期限や保存方法等、使用上の注意点も事なります。
処方薬とは違って容器やラベルの印字まで全製品にテストが入るということで、
製造には1商品に50日、製品化には1商品に5~10年かかるそうです。

規制が厳しくなると使用者側は安心できますが、
製造側は相当な労力とコストがかかるんですね。



The Tattoo Needle (ニードルについて)
                       by PC認定 テリー ダーリン


このセミナーは今回私が
最も興味をそそられたセミナーでした。
タトゥーと言っても
全身のタトゥーやアートメイク全般のニードルのセミナーです。
ハンドとマシンの方法や
コイルやロータリーの違いなども全て含めた
ニードルの特性全般を学びました。

数や並び方だけでなく、
太さや尖り方など様々なニードルによって
どのように色が入るのか等、とても勉強になりました。



The Eyelid (眼と眼瞼)
                      by フランクリン W ラズビー医師


眼の周辺組織の生理学ですが、
まつ毛の生え際や粘膜部分など、
アイラインの施術を行う部分に的を絞った
とても詳しい内容のセミナーでした。

その周辺に起こる疾病等も、
実際の症例写真を用いて
分かりやすく紹介してくださいました。



Corrective Permanent Cosmetic (アートメイクの修正)
                      by PC認定ミッシェル ニコル


アートメイクのカラー修正や、デザイン修正、
修正する際のカウンセリングなど、
実際のお客様への施術ビデオを織り交ぜたセミナーでした。

日本人のお肌の色は10人居れば10人違いますので、
その方のお肌の色を加味してカラーを選択しなければなりませんが、
アメリカ人に比べれはその違いは僅かだと感じました。
お肌の色を正しく判断するのって奥が深いですね。

眉デザインも、骨格の凹凸が大きい方ほど
デザインの難易性は上がりますが、
これもアメリカ人のほうが凹凸の大きい人がはるかに多いです。

もちろん白人だけでなくアフリカ系やアジア系やヒスパニック系など
様々な人種の方が住んでいるからでもありますが、
肌の色・骨格など勉強になりました。



The Perfect Eyebrow (完璧な眉施術)
                        by PC認定 デビ ウォーカー


この方が行っている、来店からアフターフォローまでの
一連の作業を紹介してくださいました。

『皆プロなので、ご自身の方法のほうが
良いと思う部分はもちろんあると思いますが、
様々な方法を知る事によって
新しいことを取り入れたりすることで
より価値の高い施術になるかもしれません。』
とおっしゃっていました。
その通りだと思います。

知らないという事は、学ばない事より危機ですからね。
実際、このセミナーで取り入れたいと思う点が多々ありました。



その他にも肌のDNAに関する事や、
ソーシャルネットワークのマーケティングなどのセミナーがありました。

2ランチを兼ねた会員総会では、
表彰や発表などが行われます。
そして来年のコンベンションは、
ニューメキシコ州のアルバカーキで開催されます。

アルバカーキ。
きっとこんなことでもなければ
一生訪れることはないでしょうね


1
ネットワークを深めるパーティもあります。
今回のテーマは“平和と愛と、SPCP”。
絞り柄かフラワーパワーウッドストック柄のドレスコードで、
60年代風の音楽でした


2
音楽が始まると一斉にテンションが上がって
みんなダンスにジャンプに盛り上がります
そのパワーに圧倒されっぱなしでした