こんばんは。

 
人に言えない秘密ってありますか。
 
こんなことを知られたら嫌われるとか
秘密でなくても、こんな風に感じると本音を話したらダメだとか。
 
その秘密や本音を人に言ったら
本当に嫌われてしまうのでしょうか。
 
 
私も小さいときから、
誰にも話さないと決めていたことがあった。
 
 
母が本格的な精神疾患を患っていたことを
ずっと隠していた。
 
調子が悪くなって正気ではなくなったときのことや
閉鎖病棟の中の壮絶さ。
家の中もぐちゃぐちゃで悲惨だったこと。
 
物心ついたときからの環境を
私はずっと受け入れられなかった。
 
人に話さなかったのは
母が嫌だろうという配慮も
もちろんあったけど
 
それ以上に、そんな母を嫌っていたし、
そう思う自分も嫌だった。
 
世間にゴマンと不幸な話は転がっているのに、
世界で一番不幸だと思っていた。
 
秘密のある私は
いつも「私は苦労してるのに」と
幸せそうな友だちを見てひがんでいた。
(ひがんでいたら、いじめの対象にもなったっけ)
 
自己否定の始まりだった。
 
ひがんで、大嫌いな自分を隠すために
よく見せようと仮面を被って人と接して
 
人の幸せをひがむ悲劇のヒロインは
耐えて頑張るのが大好き。
 
耐えて、我慢して、本音を隠すことが
私の価値観になった。
 
ひぃ~あせる
慣れ親しんだ、私のスタイルだ。
 
40歳前までこんな風だったから
25歳から病気にもなりましたよ。
 
仕事でカッコをつけるために
全エネルギーを注いで
評価されて、収入が上がっても
プライベートは疲れきっていた。
 
ちっとも、楽しくなかった。
つまんなかったううっ...
 
 
 
オーラソーマの研修で、はじめてこの話を
シェアしたとき、たくさん泣いた。
 
ただ話すだけなのにね。
 
私の中の握りしめていたものだから
そんなこと、誰も関心ないとわかっていても
怖かったんだ。
 
研修の先生に
「なんでこんな年までかかるなんて」と
話したら
「必要な時間だったのよ」と。
 
今となってはすっかり消化できていて
自ら進んで話しはしないが、隠すことはない。
 
誰がなんと言おうと
母を愛している私がいるし、
 
そんな私をやっと好きになれた好
 
 
どんな自分であっても愛することは
誰がなんと言おうと
自分自身を信頼することから始まる。
 
 
どんな自分であっても、
最後に信頼してあげれるのは本人しかいないのかも。
 
 
どんな小さなことであっても
本人にとって大きなことであれば
それがすべて。
 
人と苦労の大きさを比較する必要はないと思う。
 
自分自身を受け入れて、OPENになること。
 
 
よく言われていることだけど、
私もその道を通って、随分楽になりました。
 
だからこそ、人の人生を尊重できるようになるのかもしれないですね。
 
自分を愛することができる人の周りには
幸せが広がると信じているから
 
私の自分を愛することへの模索は
続きます。
 
では~。