こんにちは
台風が過ぎて、また台風が来てますね~
台風前は、食料を買い込み、未だ島暮らしのクセが抜けない私です。
前回ブログのコメントありがとうございます。
長い間、放置していたのに温かいメッセージを頂き、感謝です!
プロフィールをそろそろ変えないととか、写真も2年前だなとか思う今日この頃です。
前回ちらっと書いた私の病気の事の続きです。
私は今年の初めに、お風呂で肩や胸をマッサージしていると、片胸に小さなしこりを見つけました。
とても小さなしこりで、パチンコの玉の様な固さです。
リンパとは違うその固さに、とても嫌な予感がしました。
病院へ行って見ると、「触ったかんじだと良性かな」と言われましたが
マンモグラフィーやエコー検査をしていくうちに、怪しい感じになってきました。
さらに詳しく、MRI検査をしたり、しこりの細胞を採取して調べたり。
MRIなどの特別な検査をする所では、年配の方が多く、自分が一番年が若くて。
少し悲しい気持ちになりました。
しこりの正体が何なのか解るまでに何週間かかり、その間は色々と考えてしまいました。
検査の結果、悪性だと分かったときはとてもショックでした。
まさか自分が癌になるとは思ってもみなかった。
ピンクリボン運動も知ってはいたけれど、どこかで自分とは無関係だと思っていました。
「乳がん」は、女性がかかる癌で一番多い病気です。
しこりが1センチになるまでは7~8年かかるともいわれていて、
確かにここ数年、ホルモンバランスの乱れを感じて婦人科に通ったり、子宮がん検診したりしていました。
でもまさか乳がんとは思っていなかったです。
世間でいわれている「乳がん」になりやすいとされているのは、
・30歳以上の未婚の女性
・家族に乳がん経験者がいる
・初産が30歳以上の女性
と、私にはどれもあてはまらないものでした。
そして、悪性腫瘍だけでなく、しこりのある胸側に石灰化が広がっていて、
温存手術は再発のリスクが高く、全摘手術の提案を頂きました。
乳房手術はアンジェリーナ・ジョリーさんが話題になりましたが、私の場合も似たような手術です。
私の場合、見つかったしこりは7ミリの小さなもので、温存手術を行える範囲のモノでしたが石灰化の範囲が大きかったため全摘を選びました。
もちろん、胸を失うのはあまりに辛いけれど、将来再発する事だけは避けたいし、
なにより家族の事を想うと、リスクの少ない方を私は選びたいと思いました。
その点では、アンジーの選んだ道に共感します。
癌といっても、人それぞれです。
切らない癌もあるし、様々なので一概に切った方がいいとは言われていません。
癌治療が始まると、妊娠出産が難しくなります。(抗がん剤は卵巣を10歳、年をとらせるのだとか。)
癌が見つかっても、出産を希望する人は治療開始の時期をおくらせる人もいるし、癌のタイプにもよりますが、どうするかは本人が自分のこれからの人生を考えて手術を決めます。
私は第3子を希望していて、主治医の先生にもそれは伝えています。
それはとても難しい事をわかっています。
でも先の事は解らないし、なにより今の家族を大切にしようと思っています。
なんで癌になってしまったんだろう・・・と答えのない疑問をくりかえす日々をやっと乗り越えることができました。
今はとても元気だし、幸い、取り出した癌をくわしく検査した結果、たちの悪い種類ではなかったので一安心しています。
家族の支えがなければ乗り越えられない手術でしたが、私は一度も家族の前では泣きませんでした。
私の悲しむ姿を見たら、余計家族がショックを受けることはわかっていたので、こっそり泣いていた時もあります。
そして、奄美シックで腐っていた私を立ち直らせてくれたきっかけは、この病気でした。
自分と向きあう毎日の中で、腐っている時間がもったいないとすごく感じるようになりました。
これからも5年10年とこの病気と付き合っていかなければならないけれど、今元気に生活できる事に感謝しています。
医学界では「日本人は2人に1人が癌になる時代が来る」ともいわれますが。
世の中の女性に1人でも多く
「がん検診受けよう」
と思ってもらえたら嬉しいです。
* aki *