20代の頃、毎朝、仕事に行く前は『今日は何について怒られるんだろう』と、あらぬ心配で息が苦しくなり、
いつも不安と緊張でいっぱいでした。

リハビリテーションの仕事をしていたのですが、周りのセラピストと考え方が合わず
それもまた不安や緊張のタネでした。


『少しでも歩けるようになることこそ、意味がある』
『何か出来るようになる、達成できるようになることが成長で、それに価値がある』

こういう考え方は、確かに若い患者さんには当てはまるかもしれません。
だけど、80代後半~90代の患者さんに、これらを求めることがいいことだとはどうしても思えませんでした。

『楽になった、気持ちよかった、ほっとした、楽しかった。これだけだって十分で、大切じゃないか』
そう強く思いながら、他のセラピストに何か言われるのが怖くて機能訓練を優先させ、その度に落ち込んだり、怒ったりしていました。
そしてそのうっ憤を、友達とのグチではらそうとする。

そんな毎日でした。

この頃、わたしは大学浪人時代に発症したアトピーにも悩まされていました。

ひどい時は、顔中が腫れて、血や浸出液がダラダラ流れるような時もありました。
夜寝ていると、浸出液で顔が濡れてきて気持ち悪くて目が覚めるのです。
一晩でタオル3~4本が浸出液でぐっしょり濡れるぐらいでした。

常に体も疲れているし、どうにかしたくていろいろな健康法を試しました。

マクロビ、砂糖抜き、断食、塩抜き、サプリメント、ノニetc・・・。

だけど、どれも効果がありませんでした。

それを教えてくれた人に質問をしても
『もっと頑張れ』『今までの毒が出てる』『これも追加して買って、もっと使わないとダメだ』『そんなことも守れないのか』

あれもダメ、これもダメ、
ダメダメだらけ。


仕事もダメ
わたしの考えや大切に思っていることは受けいれてもらえない。

健康もダメ
わたしは自分を律して、元気になることも出来ない。

仕事でも、自分のことである健康についても、怒られてばっかり。
わたしはそんなにダメなんだ・・・。


そうやって勝手に絶望していた時、たまたまアーユルヴェーダに出会いました。

その時、
『もう、これしかない!!!』と直感的に感じました。

そこからネットで調べ、本を読み、その奥深さを知るにつれ
『ちゃんとした人から、きちんと教わりたい』と思い、アーユルヴェーダカレッジに入学しました。


アーユルヴェーダに取り組み始めて、日々体が楽に、気持ちよくなっていくのを感じました。


『これは良くない!絶対ダメ!!』というものや
『これだけは必ずやらないと、健康になれない!』が無いのです。

そのせいか、実践していて
とても気持ちいいし、安心できるのです。
これまでわたしが試してきた健康法にはなかった感覚でした。
もちろん、効果もちゃんと出ました。
3ヶ月で自然に4キロもやせ、アトピーも普通にお化粧が出来るくらいによくなりました。


さらにアーユルヴェーダがほかの健康法といちばん違う点は、健康について定義があることです。
健康とは、自分らしいこと、心も体も快適で気持ちいいこと、人生を楽しんでいること

この考えが根底にあるアーユルヴェーダの教えは、どこかユニークで、大らかで、とても勇気づけられるものです。


『楽になった、気持ちよかった、ほっとした、楽しかった』
そう患者さんに言ってほしかったけれど、実はいちばん自分がそれを感じたかったんだ。

自分のことをダメだダメだと思ってるのって、自分らしさや楽しさとはほど遠い・・・。
でも、だからこそ自分を好きになりたくてたまらなかったし、楽しくなりたかったんだ。

アーユルヴェーダを学ぶ中で、自分のそんな願いに気が付き、それが現実になってきています。


心も体も自分らしく、元気で快適に生きたい。
そう願う人の役に立ちたい。

そう思ってサロンを始めました。



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