わたしは、人の心と体の相関関係、相互に影響を与え合うことにずっと関心を持ってきました。

それは自分が、心の状態がとても体調に影響しやすかったからです。
そして、自分のことが大嫌いで、毎日心がざわざわしていた時期も長くありました。
なので当然、体調も良くない。

なんでだろう、なんでだろう。

どうしたらもっと体が楽になるんだろう。

どうしたら、この心の苦しい思い癖が無くなるんだろう。



ずっとそんなことを探求してきました。


そんな苦しい時期でも、たまに、何かの拍子にすごく調子が良い時もありました。

心も前向き、体も快適。

この状態が、すごく嬉しかった。

なんて気持ちいい状態なんだろう。
なんて安心できて、しっくりくるんだろう。


自分自身が、力強く広がる感じでした。

 

 

 

 

 


アーユルヴェーダでは、複数の生薬を調合したものは、
単にAとBを混ぜたもの、というものではない。
組み合わせ、調和が取れることで、別のそれ以上のものになる。
と言っています。



例えば、カフェオレ。

牛乳

 

コーヒー

 

単独ではそんなに好きではありませんが
牛乳とコーヒーを混ぜたカフェオレは好きです。

 

牛乳とコーヒーを別々に飲んだって、美味しくないです。
でも、合わさると美味しい。


例えば、焼肉と白いごはん
焼肉だけ食べ終えたら、ご飯を食べる。

それよりも、一緒に、交互に焼肉とご飯、
ご飯に焼肉乗っけて、ちょっとたれが染みたご飯もまたおいしい。


ケーキだってそうです。
スポンジとクリームを別々に出されて、それぞれを食べるより
スポンジにクリームを塗られた『ケーキ』になると、もっと美味しい。


たとえが食べ物ばっかりですが(^^;


例えば仕事のプロジェクトだってそうです。

企画立案が得意な人、
それを実行可能な計画に落とし込むのが得意な人、
計画通りに進めるのが得意な人、
チームメンバーの関係を調整する人、
全体を指揮する人。

それぞれが単独だと、大した仕事はできません。

でも、チームとして合わさると、単に個人それぞれが集まっただけ、ではい。
それ以上の存在として機能します。



人間の体も、そうです。
単に臓器の集合体ではなく、全体で動くから
驚くほど緻密で、かつダイナミックなシステムがあります。

胃袋だけ、脳だけあったって、それは体ではありません。

全体、集合体をさして、わたしたちは体と言っているのです。



そして、体だけをさして、人間とは言いません。

わたしたち人間は、心と体が合わさった、心と体以上の存在です。


心と体が、気持ちよく繋がり、合わさるほど
心と体が合わさった以上の存在として、【人間】としてより大きな存在になるのです。



心と体が同時に快適である時、
わたしたちは、心と体を超えた存在になるのです。


だからこそ、その時に魂からの直感が降りてきて
自分だけのオリジナルの人生が展開していきます。