昔できたことが今はできないことを衰えというが…
衰えは何も身体能力の低下だけではない。
昔、アニメやゲームに夢中だったのに、糸が切れたように手を出さなくなる。
ネットで言い争いをするのが日課だったのに、今は不毛でめんどくさいと思ってしまう。
今まで聞いていた音楽が、急に幼稚に聞こえてしまう。
原因を考えると、こういう行為にも体力を使ってたんだなと気づかされる。
恥ずかしながら、自分は10代の頃、掲示板の荒らしを頻繁にしていた。
しかし、今はしない。めんどくさい。荒らしを見ると「若いな(体力あるんだな)」と思う。
ゲームミュージックが大好きだった(今も好き)が、時々つまらなく聞こえてしまう。
そのかわり、前よりジャズを聞くようになった。
なにより、無音が好きになった。騒音もないところでボーっとしたり散歩したり。
たまに明るいうちに外に出た時は、よく草木や花を見る。見て落ち着く。一人で花当てクイズをする。それが楽しい。
若い頃の自分が今の自分をみたら、なんてつまらない人間だろうとバカにしていただろう。
しかし年齢があがるにつれて、体や心が体力を使わず癒しを求めていることを実感するようになる。
昔のように、うんこちんちんも言わなくなった。
とどのつまり、歳とったら落ち着くというのは「余計な体力を使いたくないから消極的」なだけなのではなかろうか。
一日中、同じ場所に座って動かないおじいちゃんがいる。
昔は「人生楽しいのだろうか?」と思っていたが、今はとても楽しそうに見える。
