日常が戻りつつあります。マスクありですけど。
なっちゃんは相変わらずです。


幼稚園が休園が明けて通い始めて1ヶ月。
慣れないなりに楽しそうにしていたので、
他の子よりこの子はゆっくりでも、
出来ることが増えたらいいなと見ていたのですが
幼稚園から拒否されてしまいました。

もう少しお母さんと一緒に過ごす時間を
増やしてあげたらいかがでしょうって。

…他の子と違うのは、幼稚園に通うようになって
とてもすごくわかりました。今更ですけど。


給食ではほとんど食べられない。
家の麦茶と違うからか水分も摂取出来ないので
水筒持参になったのですが、それも飲まない。
タオルを自分の掛けるところに掛ける、
靴を自分ひとりで履く、
自分の決められた靴箱にしまうことが出来ない。

一番最初にあれ?と思ったのは、
迎えに行くとほとんど必ず抱っこされている。
抱っこしていなければならない状況になってる。

よくよく聞くと、集団行動が出来ないらしい。
避難訓練で並んでここにいてね、が出来ないから
抱っこせざるを得ない。
どこかに行ってしまうと困るから。

あと、やっぱり困るのがコミュニケーションが
会話で取れないこと。先生の指示に従えないこと。
制作の時間に指に絵の具やのりが付くことを嫌がり
服に擦り付けてしまうので着替えていたり、
細々としたことはたくさんあるんだろうなと思う。

家では、ダメだと言われるとピタリと止めるし
幼稚園を嫌がるわけでもなかったので
慣れていけば1日の行動の流れや
何をするかを理解していけば
少しずつできるようになると思っていました。
母子通園施設でもそうだったから。


それを1ヶ月で
この子は幼稚園にはまだ早いです、って
言われることになるとは思ってなかった。

もう少し自分で出来ることが増えてから、
幼稚園に入園してくださいねってことなんだろう。

なっちゃんひとりに先生がひとり対応していたら
立ち行かなくなるのは当たり前だ。
それでも1ヶ月様子を見てくれたんだと思う。



同じ歳くらいの子と比べてみたら、
やっぱりなっちゃんは何も出来ない子だった。

返事もできる、多少椅子に座っている事もできる。
歌を歌う事も好きだけど、
関係ないところでも歌ってるのかもしれない。
絵本やお話を聞く時にずっとお友達と
並んで座っていられないかもしれない。

落ち着きがなくて、よく動いて元気で活発で、
よく笑う子で、それは親だから可愛いんだろうけど
先生からするときっと大変な子なんだろう。


だから、言葉を選んで。
もう少しお母さんと一緒に過ごす時間を、って
なったんだろうなって一気にわかったら。

涙が止まらなくなってしまった。



先生は悪くない。なっちゃんも悪くない。
悪いのはわかってなかった私のせいだ。



朝早く3歳児クラスの枠を取るために並んで
なんとかギリギリ先着順に間に合って、
ハルが3歳児クラスから通園出来たんだから
なっちゃんもできるはずだって張り切って…
母子通園施設で出来ることがどんどん増えたから
この調子で幼稚園でも増えていくだろうって。
きっと幼稚園でも、やっていけるだろうって。
きっと、きっと。大丈夫だって。


そう言ってまだ未熟だったなっちゃんを
幼稚園に送り込んでしまったのは、私だ。


何の涙なんだろう。
悔しさ?悲しさ?苦しさ?至らなさ?



今日、午後から母子通園施設で相談してきます。
どうなるかわからないけど、ひとりで泣くよりは。
なっちゃんにとって、少しでも良いことを。
なっちゃんにとって、少しでも良い未来を。


私ひとりで抱え込むよりは、良い未来を。