朗読

ライングループを使ってレッスンしている俳優たちの朗読のレッスンをしている。

題材は一人一人違う。個性も違えば、タイプも違う、キャリアも違えば、課題も違うので同じ題材では無理が生じる。

ロミオとジュリエット、ラブレター、外郎売り、美しい日本語、残したい日本語。続けていくうちに、それぞれの成長を感じる。

最近のドラマや映画でも気になるが、言葉を大事にできていない俳優、発声が弱い俳優などが演技をしていると力不足を感じる。伝わらないから勿体ないと思ってしまう。

観客には、お年寄りや小さい子供、孤独な人や寂しさを抱えた人など、色々な事情を抱えた人もいる。そういう人たちの心も動かせるように、言葉での表現を大切にして欲しいという願いから、朗読での表現と発声や滑舌の練習をしている。

俳優は地道な繰り返しが必要。決して派手な面ばかりではない。地道なことを継続すると自分の力になる。

発声はメンタルが関わっているので、演技レッスンの最初にやらない方がいい。

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