はじめて観たのは20代の頃ビデオレンタル。三船敏郎、チャールズブロンソン、アランドロンこの三人の共演で映画への期待は膨らむ。が、膨らみ過ぎた。

武士道を貫き通す侍、野性味溢れる一匹狼、無法者地帯に似つかわしくないクールなギャング、キャラクターはバッチリ。

西部開拓時代のアメリカを侍と一匹狼が旅をする発想が当時は斬新なアイディアだったのではないだろうか。文化の違いからのやりとりはユーモアがあった。

制作が気を遣い過ぎたか。脚本を練り直しても良かったと思う。三船敏郎とチャールズブロンソンの関係の変化をもっと心情的に描いてもいい。それに違和感を感じるアランドロンとの対立でも十分だと思う。脚本の足りなさを演技と演出でカバーしている。

三船敏郎の殺陣の速さには驚かされる。ブレない武士道。見事に世界のミフネの役割を果たし観客を魅力した。やっぱ三船敏郎は凄い‼️

三船敏郎ありきの企画というのもあっただろう。それだけ黒澤映画に出演した三船敏郎のインパクトが強かったのだと思う。黒澤明監督が撮っていたらどうなっていただろうか。
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