主演が渡辺謙さんと豊川悦司さんで、監督は数々の映画やドラマを撮られた和泉聖治監督。期待が膨らむ。が、ストーリーを知ってるだけに、ハリソンフォードの逃亡者と比較してしまう。
好きなジャンルだけに言いたいことがいっぱいある。
24ジャパンもそうだが、アメリカ作品のリメイク難しいのか。映りが良いだけに所々に違和感が。信憑性に欠け、緊張感が伝わらず観ててもすぐに画面から目を離してしまう。後半はオリジナルの脚本の良さが活かされて良かったが、前半からもっとハラハラドキドキしたい！次がどうなるか分からない面白さをもっと感じたい！
渡辺謙さんと豊川悦司さんの演技力は素晴らしく、2ショットは観た価値がある。絵になるとはこのこと。格好いい！二人の演技力でストーリーが進んでいくので観ていられるが、演出か脚本の仕上がり度か。刑事役のあり得ないセリフや態度も多く撮影の都合が見えてしまうと引き込まれない。私は演技が好きでどうしても演技をみてしまう。
もし本当に妻殺しの冤罪で死刑を宣告されたらどうなるだろうか。逃亡した死刑囚を追うってどういうことだろうか。何故？どうして？と脚本に疑問を投げて詰めていくとみえてくる筈だ。
撮影技術が進み映像が変わった。ドローンの映像は観たことがない表現でダイナミックさを生む。犯人逮捕の捜査にもドローンが使われその映像に信憑性が増す。日本の警察から逃亡するのは不可能なのではと思わせるので、後半の逃亡劇に緊張感が増す。
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