手帳を見ていたら1995年3月9日、私は国会で証人喚問の中継を担当しています。
思い出しましたがこのころの証人喚問の中継はなんとも珍妙でした。
音声の生中継は許可されていたのですが映像は生中継できませんでした。
どういうことかと言いますとテレビの画面には事前に撮った写真の画像、静止画像が流れます。
その画像では質問者は質問者席で質問しているようなポーズをとります。
それを撮影しておき放送で使います。
質疑の音声だけは実際の音を生放送するのです。
証人喚問をすると証人がさらし者にされる
映像の生中継をしなければ証人喚問を受け入れる
などという経緯があり法律が改正され、こういう形の証人喚問になりました。
実際の音声と画像がしっくりいくわけもなく「なんなんだいったい」という中継でした。
そしてこの日の証人喚問の中継で事件がおきました。