1995年1月17日阪神淡路大震災。

私は渋谷のニュースセンターに行き、すぐに羽田へ。

関西方面の空港へ向かう便は満席。

ふと見ると正午の岡山便が空いています。

迷わずこの便を取り岡山へ。

予定時刻に岡山空港に到着。

タクシーに乗り、途中岡山駅前の書店で兵庫県地図を買って神戸放送局へ向かいました。

 

どこをどう通ったか今はもう分かりません。

道はデコボコ、信号機が倒れ、建物は崩れていました。

真っ暗な空をよく見たら、雲ではなく黒い煙が覆っていました。

火事の煙でした。

 

どこかの港付近へ出たら道は平らのまま。

地震があったとは思えないほど静かだったことを覚えています。

そこをスーッと走って再び町の中を通り神戸放送局に到着は午後6時。

東京から神戸放送局に入った第一陣でした。

何かしなければならないと思いつつ、あまりに大きな災害でどこから始めたらよいのか茫然としたのが実際でした。