福島放送局に赴任して翌日ラジオの天気予報を担当。
予報の区分に驚きがありました。
福島県は「浜通り」「中通り」「会津」
それぞれで注意報や予報が出ます。
この「通り」というのが独特の響きで、天気予報を読むたびに真ん中に大きな大きな通りが通っているイメージが浮かんできたものです。
東西南北で区分するところもありますが独特の名称を使っているところもあります。
私の赴任した局では
石川県は「加賀」と「能登」
青森県は「津軽」「下北」「三八上北」
隣県の天気も伝えます。
例えば福井県では「嶺北」「嶺南」
岐阜県では「美濃」「飛騨」
音の響きでなんとなくその地域の風景が浮かんできます。
どこか豪華な感じのする「カガ」
霊峰が浮かんでくる「レーホク、レーナン」
歯切れの良い「サンパチカミキタ」
ぜひ声に出してみてください。