25年前の1998年3月5日、長野パラリンピック開会式の実況を担当しました。

おそらくパラリンピックの開会式の生放送はあの時が最初でしょう。

 

私はとにかく一から取材、勉強でした。

それまではパラリンピックについてはほとんど知識がありませんでした。

そして迎えた開会式。

選手団の紹介の合間にパラリンピックの歴史、競技の種類やクラス分けについて、道具についてなど解説を加えていきました。

 

その日から連夜10時台にパラリンピックアワーを放送。キャスターをつとめました。

当初は10分でしたが日本人選手の活躍もあり15分に拡大しました。

5分とはいえ拡大するには取材競技を増やしたり選手を招いてインタビューをしたり、それこそチームワークで乗り切りました。

 

こうした大会は事前に取材のパスの枚数が決まっていて途中から増やすことが出来ません。(今もそうだと思います)

時間が拡大したので急きょ追加とはいかないのです。

次第に大会は盛り上がって閉会式も生中継することになり、こちらも私が実況しました。

期間中は朝から競技取材、合間に閉会式中継の準備、パラリンピックアワーの打ち合わせ、そして生放送。

相当ハードでしたが日々充実していました。

 

結局パラリンピック放送に関わったのはその一度だけでしたが今も忘れられない仕事です。