3月番組を見ていると年度の最終回でキャスターやリポーターがお別れの挨拶をすることが最近は恒例になっています。
カメラに向かって晴れやかに挨拶するキャスター、涙を流すキャスターなどその様子が記事になります。
私もかつて月曜から金曜まで毎日登場するキャスターをつとめたことがありました。
その時の最終回でもエンディングで挨拶することになっていました。
まずはコンビを組んでいたキャスターから挨拶。
彼女は番組開始からキャスターをつとめ、私より長く番組に関わっていました。
それだけに思い入れがあり挨拶は続きました。
あれ?あれ?と思っているうちにとうとう残り10秒になってしまいました。
結局、私は「2年間ありがとうございました!」の一言で終わりました。
同僚のアナウンサーは番組を見ていて何か話したかったのではと言ってくれましたが、私は一言ですんでかえってホッとしていました。
あれこれ回想したり、自分はこんな風に考えてキャスターをしていたと話したりするのは性に合わないからです。
それにそのあともローカルニュースで顔を出しますし、時にはリポーターとしてその番組に出ることもありますし。
まして2年だけでしたので多くの視聴者の皆さんにとっては私が変わろうと大した話ではないだろうと思っていました。
今年はどんな挨拶があるのでしょうか。