ゴールデンウィークに横須賀にある記念艦『三笠』の見学に行きました。

三笠は日本海海戦時の聯合艦隊の旗艦をつとめた戦艦です。司馬遼太郎さんの

『坂の上の雲』が好きで何度も読んでおり、またドラマも見ていたので、ぜひとも行きたい

場所の一つでした。

 横須賀中央駅をおりて20分ほど歩くと三笠公園があり、戦艦三笠が展示されています。

広場には聯合艦隊司令長官であった東郷平八郎像があります。チケットを購入して三笠に

乗艦しました。主砲や秋山真之が考案した連携水雷が展示されていました。

 

東郷平八郎像

 


秋山真之の居室再現。この小さな机で一国の命運を背負い、バルチック艦隊を打ち破る作戦を立案したんですね。

 

 艦内には日本海海戦に至るまでの解説ビデオが上映されていました。その他、多くの

資料が展示されていました。一通り展示品を見学した後は、デッキに立ってみました。

東郷平八郎、加藤友三郎、秋山真之などの幕僚の立ち位置が記されていました。東郷司令長官の立ち位置から海を眺めてみました。日本海海戦時、東郷司令長官は、秋山参謀の作戦を採用し、その通りに艦隊を運用しました。すなわち、バルチック艦隊を距離8000mまで引き付けて、取り舵で大回頭をし、バルチック艦隊の進路を塞ぎ、先頭艦のスワロフに一斉射撃を浴びせることに成功しました。

 帰阪してから、また司馬遼太郎さんの『坂の上の雲』を読み始めました。明治という新しい時代に、決して恵まれた環境ではない、主人公たちがそれぞれの立場で精一杯努力して、日本の近代化に奔走する姿は勇気づけられます。


三笠の全景

 


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