母にDVDを送ってもらい、
「女信長」をやっと観ることができました。

スタッフの皆さんがとんでもない時間と労力を
かけて作られた作品というのがヒシヒシと伝わり、
僕も色々なシーンを見ながら、「あの時暑かったなあ~」、
「あの時、あの人こんなこと言って笑わせてくれたなあ」
思い出にひたりました。

豪華キャストの競演に、迫力のある合戦シーンなど、
オンエアを観た人にはこの物語を楽しんでもらえた
のではないでしょうか?
僕を応援してくれている人たちがツイッターで
「北村さんキター!」「目力すごすぎ!」「存在感ヤバイ!」
「眉毛ナイ!」「コワイ!」と天海祐希さんの後ろや横で
ちょこちょこと出て来る武将姿の僕を探してくれて、
ツイッターで実況してくれたのも嬉しかったです。
母やおばあちゃんも僕がテレビに出ている姿を見て
喜んでくれたようだし、中学高校お世話になった先生が
「なかなかの武将ぶりで、彼の演劇領域をグット拡げた」
とフェイスブックに書いているのを見つけた時は
グッとくるものがありました。

でも、、自分的には「女信長」での自分の仕事に
満足しているかというと、全くしていません。
危惧していたように自分の登場シーンがカットされている
ということはなかったし、撮影時に自分で手応えを感じていた
「ギラギラした睨みで存在感を出す」ことも成功していた。

でも、やっぱり僕は小さい規模の作品でいいから、
メインの役をやりたい。
いや、こんなこと言うと誤解をされるかもしれないし、
怒られるかもしれません。
正直、「女信長」の現場で僕は役者として本当に
たくさんのことを学びました。
スゴイ経歴の持ち主である先輩俳優さんたちの
演技をすぐ近くで見ることができて勉強になったし、
京都の太秦での撮影で時代劇に参加するなんて、
アメリカにいる僕には絶対に経験できないことです。
「女信長」は、本当に最高の経験になりました。

でも、同じような経験をしたいかというと、
応えは「NO」です。
僕はサッカーが好きなのでサッカーに例えると、
香川真司が南アフリカワールドカップでメンバーに
入れずに、サポートメンバーとしてチームに帯同して、
試合に一度も出れない状況にいるという感じ。
いや、僕は一応試合には出ていたのですが、
僕はやっぱりゴールを入れたいのです。
自分の名で観客をスタジアムに集めて、
そしてみんなの前でゴールしたい。
だからそれができなかったことに対して、
虚無感や悔しさを感じているのです。


だから、「女信長」に出たことによって、
野心に燃えることができたし、
自分の向上心がさらに強くなりました。
これからの出演作についても、色々と考えています。
やっぱ最高の経験ですね。(笑)


さて、6月には出演作の青春ホラー映画
『クソすばらしいこの世界』が公開されます。
この映画はまさに自分の名で勝負している映画。
ヒットしかないですね。
観客の皆様の心にゴールを決めたいです。

ちなみに、香川選手は今ではビッグクラブの
マンチェスター・ユナイテッドの一員として
輝いています。昨日の試合でも、華麗な2アシストの
大活躍彼にとっても、ワールドカップに出場できずに、
サポートメンバーとしてほかの選手のプレイを見る
という経験があったからこそ、今の彼があるのではないでしょうか。

今はまだまだの僕ですが、なんとかゴールを重ねて、
いつかはマンチェスター・ユナイテッドのような
ビッグクラブに入団したいです。

って、僕はサッカー選手か!(笑)