昨日の晩、仕事から家に帰り、飯を食って、ベッドで
ディスコと一緒に横たわりながら、人志
松本のすべらない話
のDVDを見るという至福の時を過ごしていたら、あるプロデ
ューサーからのメールが届いた。 そのメールにはある最新
映画の予告編が添付されていた。 

それが、これ。
http://cobprofilms.com/pages/lalinea/LaLineaTrailerLB.mov

アンディ
ガルシア、レイリオッタ、ダニートレホなど、
知名度の高い俳優が出ている、
メキシコが舞台のハリウッド
アクション映画である。

なぜ、俺がこの映画を紹介しているかというと、実はこの映画
、俺が監督する予定の映画だったからだ。 ミクシーに俺が
日記を書いていた時代に、それを読んだ人は思い出すかもしれ
ないが、去年の中頃に、俺はこの映画の監督のオファーをもら
った。その当時の日記には、俺がハリウッドの高級ホテルの
プールサイドで、葉巻を吸うハリウッドプロデューサー達に、
脚本をもらい、ドキドキしていた事が書かれていた。

その脚本を読んでいた時は、押尾学さんや矢田亜希子さんと、
遊んでいた時期で、押尾さんはじっと俺の目を見て、
「やるべきだ。」と言ってくれた。 
「男についての映画をやるべきだ。」と。
でも俺は内心、「でも、、男しか出ねえ映画なんて、やりたく
ねー」とツッコミを入れていた。 まあ、それがやりたくなか
った理由では、もちろんなかったけど。
 

結局、プロデューサー陣との次のミーティングで、正直に自分
の思っている事を述べ、それに基づいた脚本の書き直しを要求
した。 プロデューサーの一人は俺の言い分に納得し、脚本を
書き直すと言ってくれた。 でも、一番パワーを持ったプロデュ
ーサーが脚本を自分で書いたという事もあり、それは叶わず、
結局、俺が監督するという話は流れ、他のプロジェクトでまた
組もうという事になった。 ちゃんちゃん。

で、昨日の晩に予告編を見たのだけど、自分が監督をしようと
脚本を読み、頭の中に想像した映画と、全く違っていた。
それが本当に興味深いなと思った。 映画は「執念」と共に
作るものだと、俺は信じている。 だからこそ、そう簡単に
妥協して、「はい、何でもやります。」と言ってはいけない。
だって、人生の2、3年をその映画のために費やす事になるの
だから。 しかも俺の目標はアカデミー賞の受賞。 最高の
演技と質の高い脚本の映画を、俺の代表作として残していき
たい。

俺の執念はそこにある。