翌日、その某アジアの国のアメリカでの政治的活動の拠点となっている
という噂のヤバイ事務所に潜入しました!! 

(注)ここで、言っておきますが。 俺がこれから言う事は映画の仕事を
遂行しただけであり、俺の政治的な思想などとは全く関係の無い事であり
ます。 ご了承を。

これはかなりヤバイ!! というか、これって本当に映画の
アシスタントプロデューサーの仕事なのか? いつのまにか、国家と国家
情報戦争の最前線に立たされているんじゃないか? そういう思い
が強くなってきました。 というか、多分そうでしょう!!(笑) 

だがまだ昨夜の出来事によって、興奮状態であったこともあり、
007諜報部員ばりのミッションを与えられた事によって俺の中の
「漢のロマン」
に火がつけられたのも確かです!! 
もう、ジェームズボンドのテーマ曲が俺のバックで流れていました。 
でもよく考えたら、殺しのライセンスを持ってない俺は、
ジェームズボンドなんかではなく、007の映画の最初にぶっ殺される
脇役なんじゃないか!!とかなり恐怖してしまいました。 頭の中に
何回も俺がその事務所にいるシュミレーションをしたのですが、
正直どう考えても、かなり危険な自殺行為です!! だって、やつらは
「日本大嫌い」で「日本と戦争をしてもいい」と思っている
反日国家
の政治的活動の拠点の本部事務所なんですよ!!、
どう見ても日本人の俺がそんな所に行くって言う事は、黒人のラッパーが
ミシシッピー州の人種差別者集団KKKのオフィスに
「ヨウ!!ワッツアップ、メーン!!」と叫びながら、P.DIDDYなみの
ダンスパフォーマンスを披露するくらい危険なんではないでしょうか!!

そう考えているうちに、俺は監督から出された作戦を思い出しました。

その作戦とは、

「そのXX国が大好きで、日本嫌いの人間として、彼らがやっている行動を
助けたいと強く思ってその事務所にやってきた若者を演じ、やつらに
接触しろ!!」という作戦でした。

というか、そんなのモロにスパイじゃねえかよ!!!!!!
おっさん、ぶっ殺すぞ、コラア!! なんや、お前!!!

という事は、立場上、決して言えない俺はしかたがなく、その作戦で行こ
うと決心しました。 というか、その作戦以外はないと思った。

なるべく、日本人の若者らしさを消すために、なんかビミョーな紺の色の
T-シャツを買って、しかもそれをズボンの中に入れました。 ベルトを
取って、そのままにし、髪型も全く興味が無いという感じでシャワーを
浴びた後のそのままのボザボサ頭で!!! 

ホテルの鏡でそんな自分を見て、以外とナイスなスタイルだなと思った俺
は変人なんでしょうか?

そして、ついに、突撃開始の時が来ました!!!

目的は「そこで売っている本や資料などを買い取る事」それだけです。
事務所に入る、金を渡す、本をもらう、そしてそこから脱出する。
それだけだから、速攻で行って帰れると思った俺は足早に事務所の
ドアを開けました!!

「ハロー!!」

なんと、事務所の内部は思ったよりかなり狭くて、そこにはXX人の
おばあさんが一人いるだけでした。

「本を売って下さい!!」

そう言うと、なんとそのおばあさん、全く英語が喋れない!!
XX語でかなり俺の事を警戒した感じで喋っている!!
そこに今さっき、俺が入って来たドアからおじいさん
やって来て、俺の背後からXX語で喋りかけてきた!!

囲まれたあ!! 北村昭博、絶体絶命!!! ヤバ過ぎ!!
このシチュエーションは俺が将来、必ず映画化します!! 
とっさに、監督に言われた事を思い出した俺は、
日本嫌いを主張する事にしました。

「ファックジャパン!! アイラブXX国!!」

そう叫んだ俺にビックリした、おばあさん、おじいさん!!
語気を強めて、わけのわからない言葉で興奮しています。
おじいさんが少しだけ、英語ができるみたいで、

「お前はどこから来た?」 と聞いて来たので、

「俺はアメリカ人だ!!」とあからさまなをつく俺!!

ヤバーイ空気が漂い始め、昨日の恐怖体験が頭によぎりだした
俺は、こ、殺される!!とマジに思い, やられる前にやってやろうと
おばあさんに顔面ストレートパンチを喰らわせて、背後のおじいさんに
回し蹴りを入れて、そこから逃亡しよう!(笑)とまで考えたのですが、
このじいさん、ばあさんがめちゃくちゃ強かったらどうしよう、、
と思い、凍り付いてしまいました。その時!!発見してしまいました!!

なんと、俺の足下の地面に日本の国旗がしかれているのを!!

踏み絵です。 衝撃が走りました。
ここまで日本を嫌いなのかよ、、そんなに酷い事をしたのか、、
本当に? 反日教育? でも、あんたら俺のおばあちゃんやおじいちゃん
と変わらない年齢なのに、、ここまで憎いのか? 俺達の事、、

じーっと床にはってある踏み絵国旗を見ていると、
じいさん、ばあさんも俺をじーっと見ています。
そう言う事か、、

じゃあ、オッケー!!

オラ!オラ!!オラァ!! 憎き日本め!!
これでもかあ!! これでもかあ!!
うおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!
叫びながら、狂ったように踏みまくりました!!!
(ごめんね、愛国者の人達、、仕方がなかったんです、
仕事を遂行するために、、)

一回、息をついて、またも蹴り続ける俺!!!
ハア、ハア、、

そうすると、おばあさんとおじいさんの厳しかった顔が急に、
ピロリーンって感じでニコニコに!! どんな、ギャグだよ!!!!!
(笑)

いやあ、さすがにアメリカの演劇学校で5年ほど演技を勉強した
俺様だから、この迫真の演技は正直、凄かった!!
さすが、日本のショーンペンです。

あそこまで、俺の事を警戒していたおばあさん達は急にリラックスして、
持って来た昼飯を俺の目の前で食べ出しました。
態度、違い過ぎ!!!! どんだけー!!!

「あの、、この反日だらけの本を買っていいですか?」
「いいよ!」
「じゃあ、この売っている反日Tーシャツも2着、買いたいのですが?」
「いいよ!」
「すみませんが、この棚にある色々な資料も記念の為にもらっておいても
いいですか?」
「いいよ!!」
「ありがとうございます。 じゃあ、最後に記念にこの事務所の中を
ビデオで撮ってもいいですか?」
「いいよ!!」

オメーラ、急に無防備過ぎだよ!! 大丈夫なのかよ、ビデオ撮影!?

というわけで、言われたとおり、色々な参考資料を買って、
最後にビデオで撮影して、ばあちゃん、じいちゃんに手を振って、
その事務所からさよならしました。 最後まで、おばあちゃん達は
笑顔で俺を見送っていました、、

後をつけられないように、車に戻り、尾行されないように
気をつけて車を走らせて、この映画を製作している
日本の監督の会社に報告の電話を入れました。
それで、監督のアシスタントみたいな人に全てを話すと、
「国旗を踏んだ」という行為に凄くぶち切れていました。

なんだよ! 監督がそういう風に行けって言ったんじゃん!
そうしなかったら、あんたらが攻撃材料として使う、本や
資料、そしてビデオも撮影できなかったんだよ!!
まあ、この映画もその会社も政治的でかなり右寄りなので、
怒る気持ちもわかるが、俺はあんたらの政治的思想の元で
この仕事をやっているわけでは断じてない。 金のための
バイトなんだよ!!! わかってねえな、ちきしょー!!

俺の理想は国と国という境で人が憎しみあっているくらいなら、
もう国や人種なんか捨てて、新しいユートピアを作って、
みんな仲良く生きていけばいいのになあといつも思っています。
考えが甘過ぎだと、言われるかもしれないけど、、
俺は理想を求めて生きて行きたい。 

早く、俺の作りたい映画が作りたいよー!!
今年中に撮らせてくれるという約束を絶対守ってくれよ!!
プロデューサー様!! 誰でもいいから、叶えてください!!!

だからその日まで、俺は一生懸命、頑張るだけです。
色々とヤバイ事をやりながら!!(笑)


SORRY, no English translation for this blog as this very political film will
be going into the production this summer in the United States and
I can not give out any information for this movie right now.
Please let me know at www.myspace.com/akiaki if you
are a fan of my blog so maybe I can let u know what's up!