以前から問題の多い条例として、マスメディアも巻き込んで話題になっていた香川県のゲーム依存症対策条例が佳境を迎えています。この条例の主な問題点は下記の記事にまとめられているので、何が問題なのかをご存知ない方は、こちらをご参照いただければと思います。
https://synodos.jp/society/23267

この条例のことは度々自分のTwitterアカウントで言及していますので、ここで長々と書き綴ることはしませんが、私の感想としては「ゲームなどという無価値で有害なもの」という思考の元に条例を作ろうとしている印象を非常に強く感じています。議員は平均年齢が高く、ゲームにあまり触れてこなかった世代の人が多いので、多くの香川県議会議員にとって馴染みの薄いメディアなのだと思います。だからこうも拙速に規制してしまえという論議がまかり通るのでしょう。しかし、ゲームを大切なメディアだと思っている方々は(特に若い人には)たくさんおり、大好きな作品、感動した作品、思い出の作品もたくさんあると思います。議員が気に入らないものを科学的根拠もなく規制できる社会なんて良いわけがありません。多くの人から好きなものを奪う県にならないことを切に願います。