中小企業のDX化(デジタルトランスフォーメーション)が遅れている理由
中小企業の経営者さまからのご相談で最近多いのが「うちの会社もDX化に取り組みたい」というご依頼です。経済産業省からもDX化に関する補助金等により、大手企業だけでなく中小企業にも推進されています。しかし、実際はDX化に取り組むためのお金がなくて取り組めないのではなく、別の理由があることがわかりました。その理由とは、3つの「不明確」が原因どれだけ儲かるのか?必要性があるのか?誰が何をやるのか?この3つの不明確が取り除かれないと、中小企業の経営者はDX化に取り組むことができません。■ どれだけ儲かるのかが分からなければ、DX化に取り組めません→DX化することで「いつから」「どれだけの金額が」「どれくらいの期間で」儲かるのかが見えてこないとGOサインは出せない<経営者さまの声>・急激な時代の変化で将来が見えにくい世の中、先行投資で数年後に利益が出てくるようなことに投資は無理です・すぐに利益が出るような即効性があれば考えてもいいですけどね・国からの補助金があると言われても儲からないことにお金は払いたくない■ 本当に必要性があると納得できなければ、DX化に取り組めません→本当にDX化する必要性があるのかが納得できなければG Oサインは出せない<経営者さまの声>・今のやり方でも問題なく行えているのに、新しいやり方にするメリットって何ですか・新しいやり方にすると時間とお金が必要です・利益を出すために人員を減らしているから、今の作業だけで手一杯です■ いつまでに、誰が、何をしなければならないのかが明確でないと、DX化に取り組めません→DX化をどのように進めるかを詳細に説明してくれないとGOサインは出せない<経営者さまの声>・コンサルタントが支援してくれると言われてもどこまでサポートしてくれるのですか・この業界の経験者でもないのに当社の業務をどこまで理解できるのですか・従業員にこれ以上、業務負荷をかけることはできませんよこの3つの「不明確」を経営者目線で明確に伝えるのが弊社の役割です。DX化は、業務をデジタル化することが目的ではなく、業務を効率化することで結果的に利益を増やすことです。弊社では、現在の業務をすべて洗い出して「DX化すること」と「人が行うこと」を整理することから始めます。