迷える仔羊は幸せになれるか -3ページ目

迷える仔羊は幸せになれるか

現状に満足することで幸せをつかむことはできるか?333日のつぶやき

私が職場で試してみました。

認知症の方は自分がどうしたら良いか分からなくなって不安を感じる事が多いものです。

ここは何所で、どうして自分はここにいるんだろう、
今何時? ご飯を食べてない気がする、
お金を持ってないけれど、ご飯を食べさせてもらえるか?
トイレは何所か?
自分の物が盗まれる、
誰かが自分の部屋に入っていつの間にか衣類をごちゃごちゃにする、などなど。

ほとんど心配ない事ばかりなのですが、
本人にとっては重大な問題で、
解決策を説明されても忘れてしまうので
同じ問題でいつも悩んだり、不安になったりしてしまうのです。

なかなか解決しない出来事柄から
意識を離れさせてあげる事が解決の方法です。

その為に画期的な方法がありました。
「スキンシップが脳からストレスを消す方法」です

山口創さんという心理学者が勧めている方法ですが、
認知症の方の不安解消にぴったりだと思いました。

その方法を今夜は試してみました。

もう就寝時間なのにテレビを観ていて寝ようとしない人です。
当施設最高齢95歳女性。

気分次第でやると言ったり、やらないと言ったり、
自分の中のルールが許さないとテコでも動かない人です。
今夜は見ているテレビ番組がとても良いことを言っているので、見ないと大変な事になると思っているようです。

「Bさん、今日1日お疲れ様でしたねー」と言って、
肩から背中にかけてある程度の圧をかけながらなでます。
ツボを押すようなマッサージというのではないですけれど、
背骨や肩甲骨、首のあたりは親指を使ってもう少し強めに押します。
続いて肩から腕の方へなで下してたり、
掴む位置を少しずつずらしたり、
とにかくゆっくりを心がけて触りました。

そうすると、マッサージしやすいように前傾姿勢になり、
テレビ番組はどうでもよくなっています。

気持ちいいね、上手だね、またやってもらいたいね、と
賛辞を何回言ったでしょう。

10分間に100回は言ってくれたと思います。

だんだん眠くなって来たと言い出しました。
そろそろ寝ましょうかと促すと、
そうだね、となり、アッサリ寝てくれました。

眠ってからも普通ならオムツを外してお尻を掻いたり、
オムツ交換をめんどくさがって拒否したりという事があるのですが、
それが全くありませんでした。

一晩中穏やか寝ていて、オムツ交換の時は少し目覚めて身体を動かすのに協力してくれました。
驚異的な事です。

それが寝る前のボディタッチのお陰なのか、
まだ、1回目なのでわかりませんが、
影響がないとは言えないと思います。

他の人にも試してみたいと思いました

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現状に満足することで幸せをつかむ
154/333日目
*今日の麻酔科の受診は待ち時間20分位、昨日の3時間何あるので超高速に感じた
*買い物をした、慣れているスーパーだと買いやすい
*ゴミ袋が底値で買えた