自重。


つぐみちゃんとのロマンスを夢見て進んでいたはずだったが


突然のハルノートによって、木の下には春が訪れる。


今度こそと始めたが、つぐみちゃんより皐月先輩と龍光寺さんフラグで


三つ巴だったはずが、木の下にいたのは☆川さんだった。


仕方なく途中のデータを使いつぐみちゃんを目指すも


やはり木の下で後ろ姿が見えるのは☆川さん。


三度目の正直で完全なる龍光寺の世界を体現した


はずだった。


そしてまさかの☆川さん。


おそらくこれは、俺の看護学校入学フラグである。



とりあえず、ときメモ4はゲームとして長くやり込める要素はある。


ときメモ4最大の見所は、皐月先輩であると現時点では思う。


初めて彼女とデートした際、季節は秋頃だったと思われるが


現れたそのいでたちを見て俺は笑いを禁じえなかった。


頭に紺のバンダナを巻いて、これまた紺のGジャン(本当は違うがそう見える)


を身にまとい、まさにバンダナを巻いているオタクであった。


実際はヘアバンドなのだが、バランスが悪くてバンダナに見えてしまうのである。


さすがはコナミ、そうした面白さも抜かりなく敷き詰めている。



とにかくメインヒロインであるため、どう進んでも登場する☆川さん。


だから誰を攻略するにしても、彼女は周りをうろついているし


遭遇する頻度も高いため、特技次第では勝手に好感度が上がっているのである。


やった、これで○○ちゃんに告白される。


と確信して卒業式まで行くと、木の下で待っているのは、☆川さんなのである。


彼女は雅史なのかもしれない。


「僕たちずっと友達だよね」


ギャルゲーでは多くのメインヒロインが(笑)にされる中で


☆川さんだけは、まぎれもないメインヒロインである。