このところ記録破りが続いていますね。

気温の高さ、打ち上げられたハマグリ！そしてコロナの人数。社会の仕組みが変わっていく今、コロナが強制的に私たちの枠や制限、常識などを壊していくきっかけになっています。

驚くほど星の動きに連動しています。そしてあとひと月ほどでやってくるグレートコンジャンクション。その日に特別な何かが起こらなくても、後から振り返るとあの時が転換の象徴であったと気が付く…かもしれないですね。私たちは、大変革の時代の最前線に居て、それを選んで降りてきた。

さて、アドラー心理学。説明難しいです(-_-;)すべての概念が絡んでおりまして、アドラー後々の研究者や、日本の研究者たちによるいろいろな説がある。実用的でありながら、ものすごく理想的で、私たちの勇気や覚悟も必要になってくる様です。そして50年、100年も早すぎたと言われる先進的な思想。アドラー心理学は理論と思想が一体になっている感じなんですよね。

今日はちょっと『共同体感覚』という言葉で色々連想してみたいと思います。妄想して呟きます。

『共同体感覚』っていう言葉はなかなかなじみがありませんよね。翻訳の難しさもあるのかもしれません。まず『共同体』と言う言葉を考えてみたいと思います。「私」ともう一人の相手を最小単位の共同体としてみたら…私たちの感覚ではそんな小さな単位から、家族、学校、職場、趣味の仲間やサークル、そして地域社会あたりまでの感じでしょうか。共同体だから、みんなでお互い助け合って生きる感じ。

ところが、私たちにとっての共同体って、実はそんな居心地の良い場所ばかりではありません。今はあえて言えば競争社会、私たちは少しでも良い学校、良い職業、良いお給料を得るために頑張っていて、そのせいで周りは殆ど敵！と言う風に刷り込まれてしまった気がするんです。

大抵のこどもは、小さい時からそう刷り込まれてきていますから、それが社会の基準になってしまっている。たとえ兄弟でも、出来る方が親からご褒美（褒められる、モノ）が貰えますからね。おもちゃも新しくて多くを持っている方が偉いです…断言(笑)アドラーはここでも言いたいことがあります

親や学校や社会体制において、いつの間にか常識になっていること。もちろんいつの間にか私もですその集団の中で上の方に居ないと、持っているお金が少ないと、誰かに認められないと、自分が惨めに感じてしまうことです。

エゴは、お金がない＝生命の危険、認められない＝アイデンティティーの危険を感じるので、不安と恐怖が出てきます。で、周りより、よりよくなろうとします。もちろん向上心は素晴らしいですが、周りが皆『敵』になっちゃうんです。向上心は周りを敵にしなくても発揮できれるんですよ　アドラーはその点にも大きな特徴があります

比べたり比べられたり、頑張ってずっと生きていると、私たちは疲弊してしまいます。AC、不登校、引きこもり、大人の自己免疫疾患などもその辺からの影響は大きいと思います。自分が楽でいられるような居場所があって、それら様々な共同体のグループの人たちは『仲間』である、というふうに思えたら、凄く居心地がよさそうではありませんか。

仲間だから一緒に何か物事をする。一緒に喜び、悲しむことが出来る、ところが私たちはずっと競争意識で育てられているから、いつの間にか、その中でも自分が上だと感じること、どっちが多くもっているとか、前を走っている優越感、そんなことで競争意識を持ってしまうと思うのです。

そうしたら相手はいつの間にか敵のようなものになってしまうのではないでしょうか。敵になってしまったら、そんなに落ち着いてのんびりしているわけにはいかなくなりますよね。いつ寝首を掻かれるか…あら物騒…いつ出し抜かれるか…でもこれが私たちの悲しい性質なのでしょう。

エゴは考えます。どうやったら得して人より多く得られるようになるか。不安だからですけれど、エゴは頭の思考ですから、実は思考を使わなければ、そんなに切羽詰まって考えたり行動を起こしたりしないようで。そこんところも解決策はあるんですよ～　思考を止めること　私はさんざん書いていますが…アドラー研究者の野田俊作さんもそうおっしゃっています

さてアドラー心理学の中では、『共同体感覚』この言い回し慣れないよね…と言う言葉はとても重要です。実はアドラー心理学の鍵概念であるけれども、そのことについて最も議論が分かれているところらしく、それだけアドラーの考え方はぶっ飛んでいるのです。『共同体』の定義に関すること、そのぶっ飛び方はこれ↓

ザックリいうと、私とあなたに始まって、家族や学校、会社、地域社会などの人間関係。そして、国家や人類などをを含む全てで、そのうえ過去から未来まで含み、さらに動植物や無生物までも含むそうした宇宙全体のことを指しているらしいのですよ。もう、ここまで行くと　どっちが偉いとかないですよね(笑)　

『共同体』を客観的な領域として定義するならば、1番狭い定義が人類全体！(現在・過去・未来の一切の人類）だから『共同体感覚』と言うのは、聖書ではアダムとイブにまでさかのぼり、日本ならイザナギとイザナミにまで遡るご先祖様から、遥かなる未来の子孫に至るまでのすべての人類の一員であると言う感覚、だそうで。（野田俊作先生談）

そして、最大の定義は全宇宙。生きとし生けるもの、いや生きていないもの（無生物）を含めたこの宇宙全体であると。

この定義に基づいて共同体感覚を定義するならば宇宙意識コスミックフィーリングとでも言うようなものになるという事です。ね、すごいでしょ。

話が大きくなってくるけれど、それはもうこれからのみずがめ座時代、つまり様々な次元や宇宙に開かれると言われる、私たちのこれからにも通用するとは思いませんか。宇宙に私たちの意識が開かれる時代、まさにそういう時代でも通用する。

アドラーが100年前にどんだけ凄いことを考えていたのか、そのおぼろげな感じだけでも解っていただけたでしょうか。アドラーの考え方には、長い間正解だと信じられていることや定説などを考え直すような理論が沢山あります。

それがスピだろうと、オカルトだろうと、効果があるものは利用すればよいのだ、と私は思っていますが、こんな形で心理学として存在していたなんて…かなり感激したんですよ。

そしてこれまでのピラミッド型の山羊座社会と、土星に象徴されるような様々な制限や枠を壊してその外に飛び出しても通用する様な、今の時代の流れにすごく役立つのでは、と感じているんです。