子供の頃、スーパーマーケットに、くるくる回る、ブックシェルフに、白雪姫やジャックと豆の木、桃太郎といったメジャーな童話の絵本が差してあり、自由に取り出してはページを開いていたような記憶が。
カバーもある、装丁のしっかりした本ではなく、厚紙を引っ付けた装丁で、カラー印刷された内容だった。
子供の頃は、我が家に本は一冊もなかった。親に読み聞かせてもらった記憶はなく、新聞を読む父の、胡座をしている膝の上によく座っていた思い出がある。
読み聞かせや紙芝居は、幼稚園時代の記憶に残っている。
本との付き合いが始まったのは、小学校になってから。
図書室で、「松谷みよ子のむかしむかし」のシリーズばかり読んでいた。
民話を好んで読むが、読書家ではなく、ひとりでよく絵を描いて育った。
姉は中学だか高校時代に、学校図書館の、赤川次郎を制覇した強者だ。
自分で本を買って読むようになったのは、おこづかいをもらうようになってからで、姉と友人、私と3人でそれぞれ違う月間マンガ雑誌を買い、回し読みした。
活字を読むようになるのは高校時代からで、クラスメイトで貸し借りし合った。
今でもマンガの貸し借りは続いていて、数ヶ月に1度、貸すマンガがたまったら、友人に回している。
紙媒体でなければ布教出来ないから、電子書籍には興味無し!
読書とあまり縁のない幼少期を送っていても、今や蔵書3千冊を越えるのだから、人生とは分からないものである。