道を挟んだお隣さん宅が今日から解体が始まりました。
25年ほど前に中古となって売り出されたお隣さんに、親子5人家族の
方が越して来ました。
奥様がご挨拶に見えて開口一番、申し訳ありませんがご近所付き合いは
ご遠慮させて頂きますと言われました
それ以来挨拶はするものの立ち話もなく、変わった人そんな風に思っていました。
ある日ご主人と話す機会が有って、ご主人はオリンピックの棒高跳びに出場した
方で当時は大手スポ-ツメーカ-の陸上部監督でした。
色々と利用したくなる人が多かったみたいで、女房が人付き合いを苦手になって
と話してくれました。
そんな事情が有ったのかと、今日まで普段通りの挨拶程度でした。
50歳半ばで会社を辞められ家系ラーメンのお店を開業され、休みは月曜日だけ
朝は7時前に家を出て帰りは10時と、寝に帰るそんな風にしか見えませんでした。
長男がいて、心に病を抱えているような、でも私には気楽に話しかけていてくれ
そんな長男がアル中になり引きこもり、アルコ-ル付けとなり自分の部屋で
亡くなりました。
それ以来奥さんは腰の骨折、ご主人も肺の病気と不幸が続いていました。
最近やっと体調も戻られ、お店も一人で頑張っていました。
一月前に測量の方が家の周りの測量を行っていました。
聞いてみると解体して更地にするのでその測量と話してくれました。
久し振りにご主人に会ったので建て替えるの?と聞いたら11月一杯で引っ越します。
お店の二階に住むことにしましたと。
結局引っ越しの挨拶もないままの、越して来られた時も引っ越しされる時も
結局は同じだったのかなと、足場を組み始めたお隣さんを眺めて思いましたね